臨死状態を共有するということ1 -臨死共有体験-
3月22日に広島で「イントゥ・ザ・ライト」スペシャルコースを開催します。
このコースでのテーマは「臨死体験」で、このコースで使うCD「イントゥ・ザ・ライト」は、「臨死共有体験」をしたスコット・テイラー博士によって開発されました。
さて、ここで出てきた「臨死共有体験」という言葉ですが、もしかすると多くの人にはそれほどなじみが無い言葉かもしれません。
一体、「臨死共有体験」とはどんなものなのでしょうか。
それはひと言で言うと「人の死に立ち会った際、自身も同様の体験をすること」を言います。
それでは、どんなことを体験するのか?
アクアヴィジョンのホームページにも少しだけ書いてありますが、ここではその名もずばり、「臨死共有体験」と書かれた本を紹介することでその内容を紹介したいと思います。
この本の著者はスコット・テイラー博士ではなく、レイモンド・ムーディーという医師です。
この人は、1975年、臨死体験をテーマとした「かいま見た死後の世界」という世界的な大ベストセラーとなった本を出版されています。
そして、その後の経緯・知見、ということで、この「臨死共有体験」は出版されました。
まず、博士の前著「かいま見た死後の世界」が出版された頃の状況について説明します。
それ以前より医療現場でも臨終の際に不思議な体験などはあったようですが、立ち会った人々が、それを公にすることはあり得ませんでした。
それどころか、死を扱うのは専門家の仕事であり、患者さんの臨終に親族が立ち会うことさえあり得ない状況だったようです。
今ではちょっと信じられないような話ですが。
そのような頃、レイモンド・ムーディー博士やエリザベス・キューブラー・ロス博士の臨死体験を扱った本がベストセラーとなり、医療現場でも臨死体験について語ることができるようになっていきました。
さらに1980年代頃よりムーディー博士は、自分自身ではなく、死に行く人と同席した健常な人が臨死体験を共有する、という奇妙な体験を多くの人がしていることを知ります。
そして、ご自身も、肉親の死に立ち会った際、臨死共有体験をします。
(ご自身の体験談はすこしあっさり表現されているかもしれません。もっともこれは、ご本人の科学的検証のため意図的に感情移入を抑えているのかもしれません)
博士は、様々な事例を集めることで 「臨死共有体験に特徴的な7つの要素」をまとめました。
具体的には、病室などの空間が変容して見える、神秘的な光が見える、音楽が聞こえる、体外離脱体験、人生の回顧を共にする、などの体験であると言われています。
まあ、全て取り上げてしまうと、読んだ際の楽しみが薄れるため、全ては取り上げません。
が、多くの事例の中には、事実として検証も可能なものもある、という驚くべき事例も含まれています。
この「臨死共有体験」のポイントは、死に行く人のみが体験するのではなく、側に立ち会った人が体験する、という点にあります。
今日はちょっと長くなったので、明日に続きます。
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