「フォーカス」という重要な概念 -ヘミシンク-
ヘミシンクにおいて
「フォーカス」という重要な概念があります。
例えば、フォーカス10だと「肉体は眠り、意識は目覚めている状態」です。
この概念は、特定の意識の状態を表す指標として、とても優れたものです。
あるフォーカス状態を体験するために、どのようなトレーニングをすれば
良いのかが明確になりますし、フォーカスがあることで我々が共通して
同じような意識状態を体験・認識できますから。
ただここで、気を付けないといけないことがあります。
フォーカスという概念は分かりやすいのですが、何となく「各々が離れた
場所にある、異なった状態」のように思えてしまいます。
けれどもそうではなく。
意識とは、フォーカスで区切られるようなものではなく、連続体です。
我々は普段、連続体である意識のうち、物質界に焦点を当てて生活して
います。
が、同時に移ろいやすいものであり、時にボーっとして集中力を欠くこと
などもあるわけです。
ヘミシンクは、そのような連続し、移ろいやすい意識体の中で、
・普段の意識状態を超えた世界へ焦点をあてることができる、
・移ろうのではなく、ある特定の意識状態に焦点を当てることができる、
という優れた技術なのです。
さらには、フォーカスを説明するために、便宜的に「場所」のように表現
することがありますが、これにも注意が必要です。
例えば、フォーカス21だと「架け橋」、フォーカス27だと「受け入れ、
癒し・再生の施設」などの表現を用いますが、これだと何となく、特定の
場所があるような感じがしませんか?
けれども、実はそうではないのです。
これらは「場所」ではなく、「機能」なのです。
例えば、フォーカス27の「受け入れの場」だと、受け入れてくれる建物が
あるのではなく、「受け入れてくれる機能」が存在するのです。
物質的なものとして認識できないものを、我々の物質的な知覚で分かる
ように、便宜的に表しているということです。そのような施設を知覚する
場合、我々が既に物質界などで知覚した物として認識できる、とも言えます。
基本的には、「フォーカス」「施設」などの言葉を使ってトレーニングを続けて
いけば大丈夫です。
が、連続的にフォーカス移動するセッションが多々ありますし、フォーカス21
探索コース辺りから施設を訪問するようなセッションも出てきます。
その際は、意識の連続移動、機能を体験するため便宜的に施設訪問する、
ということを意識しておいて頂けばいいのかな、と思います。
セミナーなどで一つ一つのフォーカスを集中してトレーニングすることで、
特定のフォーカスにおける感覚をつかんでいきます。
何度もトレーニングすることで、やがてヘミシンクが無くても、その時の状態
を思い出すことにより、一息で様々なフォーカスを再現することができるよう
になります。そして、チャンネルを合わせる(特定の意識状態に固定する)
こと、フェーズ(位相)をずらすという感覚が明確になって行くと思います。
ヘミシンクは、トレーニング、という側面が多々あります。
ある程度の理論を踏まえたうえで、後はトレーニング(練習)ということだと
思います。