【しまなみ海道のご紹介:因島】-美しい景色に加えて、囲碁記念館や水軍城などの興味深い施設がありますよ-
さて本日は、因島について紹介させて頂きます。
因島は広島県尾道市となりますね。
因島は、全体的に景色が綺麗なのですが、
加えて、興味深い施設があります。
まず一つ目は、本因坊秀策囲碁記念館です。
囲碁については詳しくないため、
この記念館のいろいろな資料を読むことでかなり勉強になりましたね。
現在、本因坊と言えば、以後のタイトル戦で有名ですが、
元々本因坊とは、江戸時代からの囲碁の家元の一つです。
秀策、幼名を虎次郎、は裕福な農家である桑原家に生まれました。
生まれたのは1829年なので、江戸時代後期です。
幼くして囲碁の才能を発揮した虎次郎は、
9歳で上京し、本因坊家に入門します。
その後、精進を続けた虎次郎は、その棋力と人柄が認めらて、
20歳で十四世本因坊の跡目継ぐこととなったようです。
その後も、御城碁という江戸城で開催される御前試合にて
無敗の19連勝を成し遂げる、など輝かしい実績を残しました。
残念なことに秀策は、惜しくも30歳代で亡くなってしまうのですが、
その栄光を記念し因島の生家付近に記念館が建立されました。
さて、記念館については。
標識があるので記念館付近には容易に行けますが、
どの駐車場に停めたら良いのか、少し迷いました。
手前にバス旋回場があるのですが、ここに停めるのではなく、
写真内の右手にある神社を通り過ぎ、記念館前の駐車場に停めます。
こちらが記念館です。
秀作の生い立ち等について資料で読むことができます。
研修室では地元の人らしき人が集まって
囲碁を嗜んでいらっしゃいました。
また、日本棋院の幽玄の間や秀策生家の再現セットもあり
良い雰囲気でしたね。
このような伝統的日本家屋に住んでみたい、と心より思いました。
続いて、因島水軍城です。
水軍城は、因島の真ん中あたりの小高い山の上にあります。
直ぐ近くまで自動車で行くことができ、
最後の50mくらいを徒歩で上がるような感じですね。
この建物は、村上水軍はじめ、
水軍に関わる貴重な資料を展示するために
昭和58年に建造されたものです。
村上水軍が活躍したのは、南北朝時代から戦国時代頃ですが
その時代の貴重な資料や、村上水軍以外の各地の水軍など
についても解説されています。
恥ずかしながら私は、囲碁の世界、水軍の歴史などは
ほとんど知りませんでしたので、興味深く観ることができました。
ご興味を持たれた方は、ぜひどうぞ。