漫画で歴史を俯瞰してみるのは「あり」ですね -坪田先生も推薦している小学館の学習漫画「日本の歴史」-
先日、いわゆる「ビリギャル」に関する記事を書かせて頂きました。
記事の中で紹介させて頂いた「ビリギャル」の本の中で、当時、歴史の知識がほとんど無かった学年ビリのギャル高校生「さやかちゃん」に対して学習塾の「坪田先生」がまずは漫画で歴史について学ぶことを勧められています。
坪田先生が推薦される漫画は小学館の「少年少女 日本の歴史」です。
この漫画は全23巻もあり、坪田先生曰く「脚注など細かなところまで読むと、大学入試の知識さえ付く」のだそうです。
さて先日、田原さん、半藤さんの昭和史本をご紹介させて頂きましたのでこのシリーズ中から「戦争への道―大正時代・昭和初期」の本を読んでみました。
もちろん大正・昭和初期の約20年間の出来事を150ページほどの漫画で描くので、田原さん、半藤さんの本ほどの情報は盛り込まれていません。
けれども漫画で描かれることにより登場人物の顔・姿、歴史の舞台などが画像としてイメージできるので、しっかりと脳裏に焼き付き、記憶に残りやすいと思います。
私が印象に残った場面を書かせて頂きます。
・大正時代には、(全員に浸透していないとはいえ) 電気・ガス・水道など現代の生活のあり方を基礎作るインフラが 整ってきていた。
・百貨店ではエスカレータもお目見えし、映画やラジオなども現れ、 文化の大衆化が進んでいった。
当時の豊かな家庭と普通の家庭の生活の様子を、漫画という画面で読むことで、その生活実態がイメージしやすいな、と思いました。
また、もちろん、当時の過酷な労働状況の改善、選挙権の拡大等を求める民主化の動きの活発化、戦争や大震災などの大きな出来事なども画面を伴うことで実感しやすいと思いました。
繰り返しになりますが、歴史を詳しく勉強するには150ページくらいの漫画では情報不足なのは確かです。
が、今一度歴史を俯瞰してみたい、歴史の流れをつかみたい、ということならば、漫画で歴史を俯瞰してみるのは「あり」だな、と思いました。
もちろん、この漫画のメインターゲットとなっている「歴史に対し、取っ付きにくいと感じているお子様」や「歴史を学ぶ前のお子様が予習的に活用する」にも向いていると思います。
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