いわゆる「ビリギャル」の本は「親子の信頼」の物語です(おすすめ本)

本日は、少し前に読んだ本、そして今もよく売れている本学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話に関して書かせて頂こうかと思います。

 

映画化もされているなど、有名なのでご存じの方も多いと思いますが、一応、この物語の概略について書いてみます。

 

この物語は、当時の学力が「小学4年生」と判断されていた学年ビリのギャル高校生「さやかちゃん」と予備校の「坪田先生」が、ご家庭や学校での葛藤などを乗り越えて大学合格に至るというお話です。

 

簡単に語りすぎましたね・・・

 

この物語でのメインテーマは、何といっても「ああちゃん」と呼ばれていたお母さんとさやかちゃん、という親子の信頼関係だと思います。

 

ああちゃんは、ご自身の親御さんとの関係・経験から、次のような考え、方針を持っていました。

子どもに大人の理想は押しつけない。

本人がワクワクすることだけをさせる子どもに絶対に腹を立てない。たたかない。

子どもなりの理由をよく聞いて、さとして、わかってもらう世界中が敵になっても、我が家だけは絶対的に味方だ、と思える家庭を作る。怖い親にはならない

いつでも、どんな時でも愛情をかけ続けることで、なんにでも感謝できる子に育てる。

感謝できたら幸福感も得られ、運も向いてくる。

それが人にとって一番の幸せではないか親は誰でも、赤ちゃんだった頃のわが子を無条件に愛し、守っていこうと心に誓ったはずなんです。

 

個人的には、ああちゃんには少し厳しさが足りないなと思います。

が、徹底的に信頼する、という態度は簡単にはできないもので、その徹底さは素晴らしいと思います。

 

残念なことにお父さんとは全くもって教育方針が異なっており、彼女の家庭は下記のとおり、どん底状態でした。

今でこそ仲むつまじい家庭なのですが、さやかちゃんが僕の勤務する塾に通い出した当時は、今からは想像もつかないほどドン底を極め、崩壊寸前だったのです。

お互いが意地を張り合い、いつしか夫婦の会話が無くなっておりお父さんは息子さんを、お母さんは娘さんの教育をする、という歪んだ状態だったのです。

 

さやかちゃんの頑張る姿を見て、最終的にはお父さんも協力してくれ、円満な家庭を築けたようですが、ああちゃんは、どんなことがあっても娘であるさやかちゃんを信頼し、守り続けます。

 

坪田先生が一番語りたかったのは、この点、すなわち

・子供を心から信頼すること。

・子供は、存在を認めてくれる人の存在が大切である。

 

さらには、この本を読み進めることで感じられるのですが、

・子供は、居場所を求めている。

 家庭に居場所が無かったさやかちゃんは、学校で仲間を求めた。

 ギャル化は、仲間から外れたくない思いの故だった。

・自身が信頼できる人によって肯定されることが、子供にとって大切である。

ということも語りたかったことではないかと思います。

 

ただし。

この物語は、上記の内容だけではありません。

坪田先生の学習のノウハウ(おすすめ参考書、記憶法、モチベーションを維持する方法)、坪田先生のバックボーンの一つである心理学のお話など、大盤振る舞いとも言える、盛りだくさんな内容だと思います。

 

amazonの書評では、厳しいご意見を書く方が現れているようですし、個人的感想としても、慶應大学以外の滑り止めで受けた大学については「実名を出さない」などの配慮が必要かな、と思いました。

 

が、その様な点を外すと、十二分におすすめできる本だと思います。

読まれるのには理由があるのだな、と感じました。

 

こちら(下記矢印)も、ビリギャルに関する記事です。

よろしければ、どうぞご覧ください!

いわゆる「ビリギャル」の本からの素晴らしい言葉を紹介します!

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA