中国やまなみ街道を南へ走った後は(4) -日本遺産になった尾道市の風景(千光寺辺りの坂道を歩く)-
さてさて今回は、
長江口(千光寺ロープウェイ登り口)近くの文化財などを巡ります。
まずは、一番南にある海岸通りから北(長江口)に向かいます。
こちらは「竹村家」という旅館で、国の登録文化財です。
明治35年創業、小津安二郎監督『東京物語』の尾道ロケ地になったようです。
同じく海岸通りには、「おのみち映画資料館」という映画に関する展示館が
あります。日本遺産のストーリーには含まれていませんが。
「おのみち映画資料館」から北に入ると、そこは「おのみち歴史博物館」です。
そして、旅館の「西山本館」です。
こちらは大正時代に建てられた宿で、国の登録文化財です。
大林宣彦監督の映画「ふたり」の撮影にも使用されました。
ちなみに、竹村家も西山本館も泊まるだけでなく昼食を食べられるようです。
また、西山本館のすぐ近くに、有名な尾道ラーメン屋の「朱華園」があります。
平日の11時ころ、14時ころに通りかかりましたが、外まで人が並んでいました。
【2019年6月8日追記】
朱華園本店は、6月19日より休業となります。
さて、次は長江口から北西の山へ向かいましょう。
再掲しますが、長江口のロープウェイ付近を基点とします。
長江口のロープウェイ乗場を左に入っていくと
まずは、「天寧寺」があります。
すみません、写真はリンク先のものをご覧ください。
途中、一般民家かな、という道を通るので、大丈夫かな、とも思いますが
基本的には、標識と、写真のような石畳の道を辿れば良いのかな、と思います。
千光寺に向かう途中、休憩所やお茶屋がありますので
こちらで休むのも良いでしょう。トイレも何ヶ所かあります。
また、山を登っていくと、日本文化遺産ストーリーにある
上の写真が文学記念室で、下の写真が志賀直哉の旧居です。
ともに、木造建築の質素な感じの建物です。
ちなみに志賀直哉は、ここで名作「暗夜行路」の草案を練ったとか。
上記、石畳と標識を見ながら進めば良いと書かせて頂きました。
が、志賀直哉旧居の上の辺りには石畳がなくて、このような階段に
なっていました。標識があるので、多分大丈夫だとは思うのですが・・
そして、もう少し登ると、「千光寺」があります。
千光寺は真言宗のお寺で、千光寺からの眺めは最高です。
詳しくは分かりませんが、韓国ドラマのロケで使われた場所もありました。
さらに山を登る途中では、まるで宮島弥山のような巨石の風景が広がります。
千光寺からさらに登ると、平らな場所に出るのですが、
そこには展望台、美術館などがあります。
こちらは、ロープウェイの発着場から眺めた姿です。
千光寺からの眺めは、夜が最高です。
住吉の花火大会などは絶景としか言いようがありませんね。
【お知らせ】
「中国やまなみ街道」に関する記事をシリーズ化しています。
【全体的なお話については、こちら】
中国やまなみ街道を自動車で走ってみましたよ!-松江市内の観光も-
【ガソリンスタンドについては、こちら】
「ガソリンスタンド編」 -尾道自動車道側-
「ガソリンスタンド編」 -松江自動車道側の無料区間-
【道の駅については、こちら】
「道の駅」 -広島県南部編 : 尾道北、世羅の道の駅-
「道の駅」 -広島県北部編 : 高野、口和(君田)の道の駅-
「道の駅」 -島根県編 : 雲南吉田、三刀屋木次の道の駅-
【近くの観光については、こちら】
北へ走った後は! -出雲観光もおすすめです-
南へ走った後は(1) -日本遺産の尾道市はいかがでしょうか-
南へ走った後は(2) -日本遺産の尾道市はいかがでしょうか-
南へ走った後は(3) -日本遺産の尾道市の風景(浄土寺などの寺社)-
南へ走った後は(4) -日本遺産の尾道市の風景(千光寺辺りの坂道を歩く)-
関連記事の一覧はこちらです(2015年6月26日追記)。