【SIMフリーカード】選定のお話と、その際に気を付けたいこと。 -スマホ料金の節約ガイド2:iPhoneから、Android SIMフリースマホに乗り換えてみました-
前回の記事のとおり、星の数(?)ほどある選択肢の中から、私は、
長年使った3大キャリアのiPhoneから、
SIMフリー:Androidスマホに変更することにしました!
※他にも、電力料金との総合サービス、光コラボなど、様々な複合的なサービスがあるのですが、こちらはまだ色々と発展途上な感じなので、まだ様子見です・・・
そこで、今回は【SIMフリーカード】の選定について書かせて頂きます。
ご存知の方も多いと思いますが・・・
SIMフリーとは何か?
まず、SIMとは、「スマホなどでデータ通信や音声通話をするためのICチップ」のことです。
このSIMですが、長らくの間、各キャリアのみで利用可能なものでした。例えば、ドコモのSIMはドコモのスマホのみで利用可能だったのです。
が、近年、SIMフリー、すなわちキャリアの制約なく自由にSIMとスマホを組み合わせることができるようになったのです。
SIMフリースマホというどのSIMでも利用できるスマホが登場し、MVMOという安価な通信通話サービスを提供する業者が多く現れてくるようになって、【SIMフリースマホを持っていれば、いろいろな通信業者のサービスを選択できる】ようになったのです。
注1:ここでいう「自由な組み合わせ」とは、キャリア間の垣根を超える、と考えると良いです。SIMのサイズ、通信帯域などには幾つかの種類があるため、スマホとSIMが合うかどうか、事前に調べておく必要はあります。無限に自由に組み合わせられるという訳ではありません。SIM・スマホセット売り商品ならば間違いないです。
注2:3大キャリアで販売するスマホも、SIMの制約(SIMロック)を解除できるようになりましたが、ややこしくなりすぎるので、その辺の話は省略します。
まあ、ちょっと乱暴にまとめると、このような感じなのですが・・・
こちらが今回購入したSIMカードです。マイクロSIMという種類で、こんなに小さいのです!
さて。
当たり前ですが、後発のMVMO業者は、安価なサービスを提供しています。
一見、MVMOが魅力的ですが、もちろんMVMOにも長所、短所があるのです。
長所は。
・前述のとおり、安価なことです。
2016年12月現在では、MVMO各社とも結構似たような料金体系ですね。
データ3GB、音声通話付のサービスが、大体月1,600円くらいでしょうか。データ5GB、音声通話付のサービスだと月2,200円程度ですね。
3大キャリアの場合、2GBで7,000円くらいしますので格段の差です。
※これはあくまでも、基本料金です。MVMOの場合、別途、通話料金がかかることに注意が必要です(後述します)。
このような長所がありますが、
気を付けなくてはいけないことは。
・データ通信速度が遅めです。
公称:下り200メガbps以上を謳っていますが・・・ 3大キャリアの回線を間借りしている関係上、そんなに速度は出ません。
データ通信速度は業者によって差が大きいです。よく、家電批評などの雑誌に、東京、大阪などでの時間帯別通信速度がまとめられていますが、その差は大きいですね。
目安としては、動画がスムーズに見られる4メガbps程度の速度を確保できるかどうか、だろうと思いますが、MVMOでは、正午頃(昼休み中)、夜8時~12時頃の速度が落ちる傾向があります。業者によっては、その時間帯に1メガbpsも出ないケースもあるようです。
ただ、これは都心における、ある日の計測結果なので・・・時期や場所によっても大きく異なるはずです。私が住む広島県では、また違った値が出るでしょうから、あくまでこれらは参考程度のものです。
個人的には、雑誌・ネットの評判などがある程度良い業者のうちでも、老舗の業者の方が、安定的にノウハウを持って対応していけるのではないかと思っています。
・音声通話料金が高めです。
こちらは急速に改善中です。
以前は、MVMO業者横並びで、30秒20円という高めの通話料金だったので、一定時間以上通話する人は、3大キャリアのプランを選んだ方が得でした。
が、最近(=2016年末時点)、月数百円~千円くらい支払えば、1回の通話が5分以内ならばかけ放題だったり、専用のアプリケーションを用いて電話をかけると30秒10円(従来の半額)でかけられるサービスも登場してきています。
これだけ競争が激しいと、恐らく各社がかけ放題オプションを充実させて来るのは時間の問題だと思います。
・サポートが無い場合が多いです。
特に、故障時の対応が弱いでしょうね。3大キャリアだと店舗が充実していますので、店舗が故障時の対応をまとめてやってくれることが多いです。
一方、特にネットなどでSIMフリースマホを購入した場合は、メーカーとの直接のやり取りなどが必要になります。その際に電話がつながりにくいため、ネットでチャットを使ってやり取りする場合もあるようです。
それから、毎月の料金が安い割に、スマホの代金があまり安くならないイメージがあります。私が知る限りでは、3大キャリアほど安くスマホを手に入れることはできないはずです。
他にも色々とありますが、大きくはこの辺りと引き換えに安価なサービスを実現していると言って良いと思います。
私の場合は、
・正午、夜はそれほどスマホからネットを使わない
・電話はあまりかけない
・サポートについては若干不安ですが・・・
まあ、多くのスマホは1年程度の保証期間が付くし、分からないことはネットで調べればよいし(ネットで調べて問題解決することが多いですね)、故障した場合は、超安価な代替スマホを購入して凌ぐ手もあるのかな、と考えていますので、何とかなるかな、と思っています。
ということで、私の場合は、SIMフリースマホを購入したら十分にメリットがあると思われました。
では、どのSIMカードを選んだのか?
MVMO通信業者は大変に多くあります。
つまり、SIMカードの選択肢も大量にあるわけです。
各々の業者が提供しているサービスも複数あるし、随時キャンペーンなどもあって、何が何だかわからない状況ですが・・・
まずは、雑誌やネットで幾つかの業者に絞ってみました。調べた結果、
IIJ mio、Mineo、楽天、AEONモバイル、DMM辺りがポピュラーなのでしょうか・・・
この辺りを候補として、業者のホームページも見てみました。
とは言え。
正直、どこにしたら良いか迷ったのですが、、、
最初期にMVMOサービスを開始し、革新的なサービスも積極的に取り入れている
IIJ mioを選定することにしました!
広島駅近くにもあるBIC CAMERAにBIC SIMというサービスがあり、こちらはほぼIIJと同一サービスということもあって、
正確には、実質IIJ mioである【BIC SIM】を購入することにしました!
MVMOという革新的なサービスを利用するのですが、その中でも老舗のIIJ、および販売網が充実しているBIC CAMERAを選定した、という感じですね。
まあ、ほとんどの手続きをIIJで行なったので、BIC CAMERAがどれ位サポートしてくれるのかはよく分かりません。これは、使っていくうちにわかるでしょう。
どのプランを選んだのか?
IIJ mioには、データ通信容量:3GB、6GB、10GBのプランがあります。
この中で私は、
3GBプランにすることとしました(2017年1月31日までの期間限定キャンペーンで、契約後1年間はプラス1GB、つまり合計4GB利用できるのです!)。
すると、
月々利用料金は1,600円+音声通話料金(10円/30秒:みおふぉん利用時)となります!
月30分くらい(=600円)自分から電話するとして、月々利用料金は合計2,200円です!
今までは、音声通話し放題で月々利用料金は8,000円くらいかかっていましたので、
月々6,000円くらい安くなる予定です!
SIMフリースマホに関する記事はこちらです!
・6年間もiPhoneユーザーであった私が、SIMフリースマホに乗り換えました!
・SIMフリーカード選定のお話と、その際に気を付けたいこと
・SIMフリースマホ:ASUS Zenfone3 Laserを選んでみました!
・ASUS Zenfone3 Laserのデザイン、機能などを見てみました!