あの有名な【引き寄せの法則】の基本書を読んで思ったこと。
よく巷で「引き寄せの法則」ということばを聞きますよね。
私自身もそのことばを何度も聞いたことがありますし、本屋でもそのようなタイトルの本をよく見かけます。
が、なぜか今まで私は、一度も「引き寄せの法則」関連の本を読んだことがありませんでした。
今回、自己啓発の本をいろいろと読んでみるにあたり、引き寄せの法則関係の本を探してみたところ・・・引き寄せの法則とタイトルされた本は数多くありますし、その応用編とみられる本も数多く出版されていますね。
引き寄せの法則自体は昔からあったようですし、その解説本は20世紀初頭にはあったみたいなのですが、
近年、引き寄せの法則を有名にした本はどれかなぁ、と思いながら手に取ったのが、エスターヒックス氏・ジェリーヒックス氏による本書「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」です。
さて、結構長い前書きとなってしまいましたが、
本書で示される3つの「永遠なる宇宙の法則(実は、引き寄せの法則は、その中の一つです)」とは、
1)引き寄せの法則
望む/望まないに関わらず、考えていることが実現する。
2)意図的な創造の方法論
わたしが考え、信じ、期待したことは実在する。
3)許容し可能にする術
わたしがありのままの私で、他者がありのままの他者であることを
許容し可能にしよう。
です。2)、3)あたりは一見、よく分からない表現かも知れませんねぇ。。。
要は、私たちが望む、望まないかに関わらず、「類は友を呼ぶ」の如く、考えていることを引き寄せ、実現するということですね。
なので、「自分が望むものは何かを決めて、それに焦点を定める」ことが大切だという論理の流れとなります。
また、自分が本当に望んでいることって、案外に分かっていないこともあるので、その場合、自分が心地良くなるかどうかを判断材料とすれば良いのです。
そして、自分が欲しないことは関心を向けない。
自分が欲することを、疑いなく、心から受け入れることが大切だといいます。
そうですね。
普段の自分が考えていることこそが、自分のアイデンティティ、信念などを形成していること、自分が考えることが実現する、ということについては真実だと思います。私自身にも、何度も心当たりがあります。
とは言え。
現代社会に生きている私たちは、日常的に気が散ることに囲まれていて、思いを一点に集約することは、なかなかに大変です。
また、あまりにも情報が多く、中には心地良くない情報も多いし、それまで生きてきた中で数多くの信念が形成されていたりします。
このため、自分が望むことが常識的に考えて実現するわけない、と思ってしまう可能性も十分にあり得ます。
この「引き寄せの法則」は、シンプルであるがゆえに、
ではどうやって「欲望を定め」「願望を意図し」「心から受け入れるか」ということが、案外に難しく感じられることも確かで、
そのための具体的な方法論が数多くの本として出版されているのではないかなぁ、などと思います。
最後に、私が読んで実用したく思っている点について書かせて頂きます。
それは。
自分の状態(=その時の感覚=心地良いか良くないか)を顧みて、どんな感情・信念があって、この状況を引き寄せているのかに気付き、それら感情・信念を手放すことに活用ができないかな、ということです。
引き寄せならぬ、手放しでの活用ですね。
まあ、よ~く考えてみると、すでに日常生活でこういった類のことは行っていますけどね。
より意図的に行えると良いのではないかと思った次第です。