三江線、山陰本線、木次線、芸備線を訪ねる旅【後半】 -青春18きっぷでスローな旅をしよう!-
この度、初めて、鉄道・旅程自体を楽しむ旅をしてみました。
広島県中央部の三次市を起点に、三江線、山陰本線、木次線、芸備線を通って、三次駅に帰ってくる、という旅です。
・JR三江線: 三次5:44 → 江津9:32
・JR山陰本線: 江津9:35 → 出雲市11:09
・JR山陰本線: 出雲市12:22 → 宍道12:41
・JR木次線: 宍道13:52 → 備後落合16:59
・JR芸備線: 備後落合17:11 → 三次18:34
前回、宍道までの旅程についてご紹介させて頂きました。
今回は、木次線の旅からです。
木次線とは
木次線は、島根県松江市の宍道駅から広島県庄原市の備後落合駅を結ぶ、81.9キロに渡る路線です。
1916年開業ということで、100周年のポスターが至るところに貼ってあります。(ちなみに、1916年に宍道-木次間が開通したようです。全通したのは、1937年のようですね。)
次に、宍道駅からの旅の様子をご紹介します
13:52発の列車に乗るのですが。
宍道駅では、約1時間前から待機していましたよ。
ちょっとだけ、列車内の様子を写してみました。
三江線同様、1両編成の車両で、トイレ、対面式の座席、左右両端の座席から構成されています。
以下の写真では、手前がトイレ、奥が座席です。
ワンマン列車なので、車両の後ろから入り、前から出ます。入るときに整理券を取り、出るときに運転手兼車掌さん(というより、料金箱)に料金を払う、ということになります。
木次線に乗り、島根県の木次駅を過ぎた辺りから勾配が増してきますし、トンネルも増えてきます。列車は、苦しそうなエンジン音を唸りあげて勾配を登っていきます。
さて、沿線には、特色のある駅が多くあります。
順を追ってご紹介しましょう。
亀嵩駅の駅舎には、扇屋という蕎麦屋(乗車券販売を委託されているそうです)が入っており、名物の奥出雲そばを食べることができます。ただ、残念ながら、この日は停車時間が1分しかなく、駅に出ることはできませんでした。
その次の出雲横田駅では、21分もの停車時間がありました。
駅では、有名なトロッコ列車に遭遇しました。綺麗で目立ちますね。
長めの停車時間だったので、外に出てみました。
出雲横田駅の駅舎は、稲田神社を模した入母屋造りのものです。
続いては、スイッチバックで有名な出雲坂根駅です。
下の写真にあるように、標高564メートルから726メートルまで登る必要があるため、スイッチバック形式を導入したのでしょうね。
写真の中央部辺りに見えている赤い橋近くまで登るのですから、結構なものですねぇ。
ちなみに。
出雲坂根駅では、「延命の水」という縁起の良い名前の水を飲むことが可能です。
5分停まるので、行ってみました。駅舎に直結していますよ。
出雲坂根駅の外にも、延命水の看板が掲げられています。
さて、スイッチバックの様子についてご紹介しましょう。
出雲坂根駅に着くと、運転手さんが逆側に移動され、列車は逆に動き出します。
もちろん、元来た軌道に乗るのではなく、登っていく軌道に分岐していきます。
数百メートル逆方向に登っていくと、ゲートがあり、ゲートを抜けた辺りで一旦止まります。
もう一度、運転手さんが逆側に移動し、今度はトンネルの先にある軌道を左に登っていきます。
下の写真だとちょっと見えにくいですが、軌道の左側に行くわけですね。
このような感じでジグザグに移動した後、さらに傾斜を登っていきます。
途中、出雲横田駅から見えていた赤い橋や国道314号線のループ橋辺りを横切る際、列車はスピードを緩めてくれます。
多くの人がカメラを向けるのですが、私もご他聞に漏れず、パシャリと撮りました。
このような感じで、約120メートル高度を上がると、そこはスキー場の真ん前にある三井野原駅です。
三井野原駅を過ぎると、油木駅を経由して、終点:備後落合駅に着きます。
そこには、ちょうど良い乗り換え時間で、三次行き芸備線が待機しています。
ここでちょっと芸備線についてご紹介しましょう。
芸備線は、岡山県新見市の備中神代駅から広島県の三次駅を経由して広島駅に至る、159.1キロの路線です。備後落合駅は、三次駅と備中神代駅の間にあります。
備後落合駅を出てすぐは、徐行運転が続きますが、徐々に速度アップしていきます。
庄原市のような市部と田園風景が交互に続くような感じです。
芸備線には、学生さんはじめ、結構多くの人が乗り降りしていました。
1時間ちょっと芸備線に乗ると、三次駅に戻ってきます。
さて、総括(のようなもの)です。
朝5:44に三次駅を出て、夜18:34に三次に帰って来るという、13時間に渡る列車の旅でした。
途中、何度も途中下車するので、列車に乗っているのは11時間弱、といったところでしょうか。
結構長く列車に乗っていました。
これだけ長時間列車に乗っているので、立ち寄り地ではしっかり歩くことがポイントでしょうね。
今回も、口羽駅、出雲市、宍道、出雲横田駅などでしっかり歩きました。
今回は、自身では初めてと言って良い、鉄道路線・旅程自体を楽しむ旅でした。
すべての路線が印象的でしたね。
今まで、目的地滞在重視で、山陽本線など都心部中心に利用してきましたが、このような「鉄道路線・旅程を楽しむ旅」も良いなぁ、と感じました。
途中で20分とか30分の停車時間があるなど、決して急ぐ旅ではありません。が、1日しっかりと時間を確保して、このようにじっくりと旅するのも良いものですね。
特に木次線は、駅舎、グルメ(駅内の蕎麦屋)、スイッチバックなど、路線自体に特色があり、印象に残りました。
また、この辺りは鉄道を利用して周遊してみたい、と思います。
ちなみに、前半の記事はこちらです!
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