心理学を学ぶ(派生編) -強みの分析:さあ才能に目覚めよう(おすすめ本)-
先日の「エニアグラム」「MBTI」などに続いて、人格の分類につながるお話です。
とはいえ、厳密には人格の分類ではなく 「強みの分析」です。
本日は、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」という興味深い本について紹介します。
この本は、ビジネス本としてかなり売れています。
ホームページ上にある数百(正確な数は不明)の質問に答えることで、34の特性の中から「自身の強みを5つ」ピックアップしてくれます。
そして、その強みが何を意味するのか、どのように対処していくのか、ということが、この本の中に書いてあります。
さらに言うと、この本では「特にビジネスにおいて自分の強みをどう生かすか」ということを主眼に書かれています。
たまたまだったのですが、私は一度質問に答えた後、答のありかを無くしてしまい、止む無く、もう一度この本を購入し質問に答えてみました。
その後、以前の答えが見つかったことで、2つを比較することができたわけですが、5つの強みのうち 3つも一致していました。34の項目の中から5つ選ぶうちの、3つが一致していたのですから、結構な確率だと思います。
恥ずかしいのですが、ここで私の例を1つだけ挙げましょう(他は内緒です・・)。
私の場合、2度のテストで「学習欲」という強みが出てきました。
学習することが好きで、結果よりも物事を会得するプロセスに喜びを感じる、というものです。例えば、「資格を取った」「本を何冊読んだ」という成果よりは、「資格を取るプロセス」「本を読んで知識を付けるプロセス」に喜びを見出すということです。
う~ん、自分の特性についてはよく当たっていると思います。
例えば、資格を取得した後は、そのことよりも次に視点が移りますし。
さらには、そのような人を組織で生かす場合、どのように配置し動機づけして行けばよいかも示されています。
学習欲タイプの人の場合は、以下のようになります。
・状況が刻々と変化する分野、変化に即応する必要がある職務を行う。
・同じ分野の第一人者のそばで仕事し、学習欲を刺激する。
・討論会やプレゼンテーションを取り仕切る。
人に教えることにより、自らが学習できる機会となるので。
う~ん、たしかにこれらは魅力的に感じます。
そのような機会があまり多く無かったので、完全なる実感としては捉えきれていませんが。
以上のように、少しだけですが実例を示してきました。
この本は基本的に、自分の強みを知り・生かすことで、組織に生かしていく、ということが基本となっています。
ぜひ皆様も試してみてはいかがでしょうか。
最後に注意点です。
この本は、新刊で買わなければ、Web上にある質問・分析を受けることができません! 1冊の本に1つのテストが対比しています。くれぐれも中古で買わないようにしてください。すでに誰かがテストを終了しているはずですので。