2019年8月5日 / 最終更新日時 : 2019年8月1日 Yoichi 社会心理学 人間には「自我の限界」を越えようとする願望がある:リンドホルム著【カリスマ】で語られていること。 カリスマと聞いて、皆様は何を想像されますか? 何やら超越的な力を持ったミステリアスな人物を想像しませんか。 カリスマとは、元々「神の賜物」の意だそうで、英雄、預言者、教祖などに見 […]
2019年7月31日 / 最終更新日時 : 2020年4月10日 Yoichi 社会心理学 「伝統・内部・他人指向」の社会的性格の区別は【1次・2次・3次産業】での切り口で眺めると分かりやすい。-リースマン著【孤独な群衆】より- デイヴィッド・リースマンの「孤独な群衆」という、著名な社会学の書があります。 本書は、基本的にはアメリカの高度成長前(潜在期)、高度成長期(人口成長期)、初期的人口減退期と、社会的性格(集団の中で共通的に見られる性格)と […]
2019年5月4日 / 最終更新日時 : 2020年4月10日 Yoichi 社会心理学 「信念」が誤りだったと気づくとき、人はどんな行動をとるのか? 「認知的不協和」の考察が興味深い。【予言がはずれるとき】はおすすめですよ! 心理学でよく登場してくる「認知的不協和」理論とは、どのようなものとお考えでしょうか? 心理学の概説書などでは、 ある一つの信念が誤りであること、すなわち一つの信念Aともう一つの信念Bが、互いに […]
2019年3月15日 / 最終更新日時 : 2019年3月17日 Yoichi 社会心理学 現代の消費社会は、【欲望への答え】をパッケージ商品として販売している、という話。 ベルナール・スティグレールの「象徴の貧困1」の、訳者によるあと書きに、端的で鋭い指摘が載っていたのでシェアします。 それは。 「本当の自分」「私らしさ」を求めようとする人に、市場はすかさず「あなただけの」「特別な」「限定 […]
2018年8月20日 / 最終更新日時 : 2019年3月18日 Yoichi 社会心理学 【自己超越傾向】に潜む落とし穴について書かれた良書です! -ホロン革命- アーサー・ケストラー氏による著書「ホロン革命」について書かせて頂きます。 この本では、ホロン(各メンバーは上位のセンターに対し「部分」として従属しているが、同時に準自律的な「全体」としても機能する)という重要な概念や、 […]
2016年6月25日 / 最終更新日時 : 2020年4月10日 Yoichi 社会心理学 自分自身を生きる=「積極的自由」が大切であるということ -エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」- 本日は、エーリッヒ・フロム著「自由からの逃走」についてご紹介します。 社会心理学の本になるのでしょうかね。きわめて著名な本なので、その名をお聞きになられた方もいらっしゃるかと思います。 自由からの逃走 新版 posted […]
2016年6月23日 / 最終更新日時 : 2020年4月10日 Yoichi 社会心理学 人間とは、案外簡単に【権威に服従してしまう】ことを実験で示す -ミルグラムの「服従の心理」- 今回は、スタンレー・ミルグラムの「服従の心理」についてご紹介します。 服従の心理 (河出文庫) posted with ヨメレバ スタンレー ミルグラム 河出書房新社 2012-01-07 Amazon 楽天ブックス […]
2016年6月17日 / 最終更新日時 : 2019年2月6日 Yoichi 社会心理学 日本人は時間にルーズだった!? 「時間厳守」の観念は明治時代に作られたものだと知る! -遅刻の誕生- 遅刻の誕生? 何だそれ? 不思議なタイトルだな。 という声があるかも知れませんね。 今回ご紹介する本「遅刻の誕生―近代日本における時間意識の形成」は、実は明治時代になって初めて日本に本格的に登場した「遅刻」の概念を、学者 […]
2016年6月15日 / 最終更新日時 : 2020年4月10日 Yoichi 社会心理学 社会や個人の内面に「規律が生まれる仕組み」を明らかにする -フーコーによる「監獄の誕生」- 今回は、石田英敬氏、貫成人氏の本のなかでも取り上げられてきた「フーコー」の代表的著作「監獄の誕生―監視と処罰」についてご紹介します。 監獄の誕生―監視と処罰 posted with ヨメレバ ミシェル・フーコー 新潮社 […]
2016年1月24日 / 最終更新日時 : 2020年4月10日 Yoichi 社会心理学 社会心理学の概説とおすすめの本についてご紹介します。 -心理学を体系的に学びましょう!- 今回は、心理学の中の一分野、社会心理学について書かせて頂きます。 社会心理学とは、ひと言でいうと、我々が生きていく「社会」と「心」の仕組みを明らかにしようとする学問です。 社会心理学の定義として、よくゴードン・オルポート […]