何と9月上旬に、一部の紅葉が楽しめる!【永観堂】 -リピーターのための、おすすめ京都の穴場ガイド-
今回は「永観堂」について紹介させて頂きます!
何と、9月上旬現在で、一部、紅葉が観られるのですよ!
昨日紹介させて頂いた「南禅寺」と「インクライン」と一緒に訪ねると良いと思います。
さらに言うと、永観堂から哲学の道を経由して、銀閣寺辺りへも行けますね。
永観堂へは、南禅寺の三門付近の道を通れば、比較的近いと思います。
さてさて、永観堂について。
永観堂の正式名称は「禅林寺」と言います。
禅という文字がついていますが、このお寺は浄土宗西山禅林寺派の寺院です。853年に創建されたこの寺院は、中興の祖「永観律師」にちなみ、通称「永観堂」と呼ばれています。
正門はこちらです。
こちらから境内に入ると、両側には多くのモミジがあります。
こちらではちょっと見にくいですが、左側の一部が紅葉していますね。
永観堂ではいろいろと名所があるのですが、まずは「諸堂」ですね。
釈迦堂、御影堂、阿弥陀堂等の諸堂を巡ります。
撮影禁止なので写真はありませんが、「みかえり阿弥陀像」など数々の寺宝があります。
ここでちょっと「みかえり阿弥陀像」についてご説明しましょう。
この阿弥陀様は、左肩越しに振り向くという極めて珍しいお姿をとられており、そのお顔は、阿弥陀堂内を右に回り込むことで拝することができます。
また、みかえり阿弥陀様に関しては、以下のような伝承があります。
すなわち。
本堂内で永観律師がお念仏行道を行っていたところ、阿弥陀様が動かれ、一緒に行道を始められたというのです。
驚いて呆然としている永観律師に対し、阿弥陀様が「永観、遅し!」と振り返られたということです。
不思議な話ですね。
さて。
一旦諸堂から出ると「多宝塔」があります。
紅葉の写真で有名ですね。
多宝塔は、山の少し上にあります。多宝塔からの景色は絶品ですね。
南禅寺の三門からの景色に勝るとも劣らないのではないかと思います。
ちなみに注意点ですが。
多宝塔まで行くと、多宝塔の全景は全く見えません。
1層目が見えるのみです。多宝塔を見るには、多宝塔から降りて池の辺りまで降りなければなりません。
そこからズームして撮影するとこんな感じですね。配色、バランスなど美しい多宝塔だと思います。
さて、ここでお気付きになられましたでしょうか?
9月上旬にも関わらず、一部紅葉していたのですよ!
永観堂の境内から出ると、辺りは全くもって紅葉は無いです。
不思議ですね。
様々な種類のモミジを植えてあるのですかね。全体の1割くらい紅葉していましたね。
恐らく、9月から11月くらいまで紅葉が楽しめるのではないでしょうか。
オンシーズンの永観堂はめちゃくちゃ混みますので、早めに行ったら楽しめるかも知れません。
☆リピーターのための京都ガイドは、シリーズ化しています。
よろしければご覧ください!
・紅葉真っ盛りの京都:建仁寺、法観寺(八坂の塔)、清水寺、東福寺
・2017年12月の紅葉の状況です。【糺の森】では楽しめました!
・京都のおすすめのホテルについてはこちらです!
京都の名所を、地域ごとにご紹介しています!
・青春18きっぷで行きたい!おすすめの京都への旅:【洛東】編!
・青春18きっぷで行きたい!おすすめの京都への旅:【洛中】編!
・青春18きっぷで行きたい!おすすめの京都への旅:【京都駅近辺】編!
・青春18きっぷで行きたい!おすすめの京都への旅:【京都南部】編!
・青春18きっぷで行きたい!おすすめの京都への旅:【さらなる東部】編!
・おすすめの【京都市内でのお得なきっぷ】についてご紹介します!
・その他の京都関連の記事はこちらです!