ぜひガイダンス(解説)をお聴きになってください! 新選組の誕生地【八木家】 -リピーターのための、おすすめ京都の穴場ガイド-
久々に「リピーターのための京都ガイド」の記事を書かせて頂きます。
修学旅行など初めての京都旅行後、3度目の京都旅行くらいで訪問されそうな「京都のおすすめの場所」について紹介させて頂いています。
まあ、そんなに厳密ではなくて、これから紹介させて頂く場所も修学旅行生が訪問されたりしていますけど・・・
今回は、新選組ファンの方は必見の「八木家」です!
八木家は、幕末の京都の警護に当たった「新選組」の誕生地であり駐在地です。
京都市内の四条大宮駅より、歩いて10分くらいでしょうか。町並みの中にいきなり出現します。
八木家は、室町時代から続いており、現在、何と15代目なのだそうです。現在は、和菓子屋「京都鶴屋」を経営されています。
ちなみに、八木家を見学する際は、見学+抹茶と和菓子(屯所餅)がセットになっています。
さて、八木家へ入ってみましょう。
まずは、八木家前の、この看板をご覧になってはいかがでしょうか。予備知識になろうかと思います。
八木家は邸内撮影禁止なので、外から観た風景だけを掲載します。この門の奥が八木家です。
そして、八木家の見学においては、ガイダンス(解説)を聴くことが必須ですよ!
所要時間15~20分間くらいでしょうか。わざわざ、お一人の方が口頭でガイダンスしてくださいます。
私が行った日は、10人くらいの見学者を相手に解説を頂きました。
このガイダンスが良いのですよ!
有名な池田屋事件、芹澤鴨達の粛清や刀傷の説明はもちろんのこと、当時の時代背景・京都の様子、新選組立ち上げ時の13名の動向など、私の知識をはるかに超えるお話に聴き入りました。
約30分くらい毎にガイダンスをすることは、人件費、手間的には大きいと思いますが、やはり録音などよりは、心に訴えかけるものがありました。
これまで、萩(吉田松陰)、高知(坂本龍馬)、京都寺田屋など、尊王攘夷・倒幕側の観光地の記事を書かせて頂きましたが、幕府側の視点から歴史を見るという貴重な機会だったと思います。
さてさて、ガイダンスをお聴きしたり、刀傷の跡などを見学した後、抹茶と和菓子(屯所餅)を頂きます。
真っ青な抹茶ですが、あまり苦くはなく、おいしく頂きました。和菓子も甘すぎなく、おいしく頂きました。いつもながら平凡な表現で申し訳ありません。
それから、抹茶とお菓子を頂いた席に置いてあった「新選組局中法度書(浪人集団であった新選組を統率するための隊規)」も印象深かったですね。
下の写真にある扇子の左側に書いてありますが、若干読みにくいので補足します。
・士道にそむくまじきこと
・局を脱するをゆるさず
・勝手に金策をいたすべからず
・勝手に訴訟取りあつかうべからず
・私の闘争をゆるさず
このような隊規によって統制を図っていたのですね。実際の経験を元に編み出された隊規なので、統制を図るために最重要だったのだろうと思えます。
八木家には、修学旅行生も何グループか訪問していましたので、そこそこポピュラーかもしれませんが、特に新選組に興味のある方には良いと思います。
その際は、必ずガイダンスを聴いてくださいね。
最後に。
八木家のすぐ近くに、「壬生寺」があります。
南都六宗の一つである「律宗」のお寺ですね。
新選組もこちらで兵法の訓練などを行ったようです。
また、毎年、節分、ゴールデンウィーク、10月に行われる「壬生狂言」が有名です。無言劇である、ということが大特徴です。
見てみたいと思いつつ、行けなかったので、いつか見てみたいです。
以上です。
八木家、壬生寺へは交通の便も良いので、ぜひ訪問されてみてはいかがでしょうか。
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