世界遺産になる前に萩へ行こう(1)!(萩へのアクセスと松下村塾) -吉田松陰の松下村塾、萩城下町、反射炉など見どころいっぱいの萩へ-
現在、萩は、大河ドラマ「花燃ゆ」でも話題となっていますが、
世界遺産登録されることでさらに話題となりそうですね。
さてさて、そのような萩へ、
世界遺産登録目前の今こそ、訪れてみるのもいいのかな、
と思います。
さて、まずは萩への交通手段について。
一般的に、萩へは、飛行機、JR、高速バス、路線バスなどの公共交通
機関や自動車で訪問可能です。
私のような広島県在住者にとっては、
・自動車:中国自動車道を経由し、最後は国道・県道を利用。
・路線バス:JR新山口駅から萩行の路線バスに乗る。
といったところがポピュラーなのかな、と思います。
あっ、それから念のため。
やまなみ街道からは遠いですよ。
まず最初に留意点です。
萩は、見どころが東西広い範囲に渡ります。
東は今回世界遺産勧告された「萩反射炉」「恵美須ヶ鼻造船所跡」など
西は「萩城跡」などであり、城下町など見どころが点在する場所もあります。
路線バスで萩市内に入り、ここから市内循環バスと徒歩で観光地を巡る場合、
1日で、7,8kmくらい歩くかもしれません。
歩く距離を縮めたい場合は、レンタカー、レンタル自転車(、そしてもちろん
自家用車など)の手段を用いるても良いのかな、と思います。
そうは言いつつ、今回は、
「路線バスを使って萩を訪問する」ケースについて紹介します。
新山口-萩間は路線バスが走っています。
路線バスとはいえ結構な長距離なので、予約がいるのかな、とも思い
バス会社の防長交通にお聞きしてみたのですが、「予約は不要です。」
とのことで、さらに私が「満員だったら乗れないということですね?」と
お聞きしたら、「そのようなことは無いと思いますよ」とのご回答で、
「まさかそんなことは無いですよ、特に想定していないですよ」という
感じでした。まあ、人数が多い場合は、立って乗る、ということですかね。
さて、新山口駅側の乗場は、新幹線口(=南)側です。
出口直ぐなので、迷うことはなさそうです。
萩行のバスは観光バスのような雰囲気でした。
ちなみに帰りの新山口駅のバスは、完全に路線バスでした。
東萩駅は、綺麗でした。
萩市は、人口5万人くらいの、二つの川に挟まれた三角州地帯に
築かれた街です。このように至るところで川が見え、風光明媚です。
東萩駅は、その名のとおり、萩市の東側に位置します。
駅から歩ける距離に、松下村塾があるため、まずこちらを訪れました。
こちらが松下村塾ですね。
松陰が教えたのはわずか2年間ですが、ここから多くの幕末の志士が
誕生しました。塾内には、志士の写真が掲載されています。
吉田松陰や松下村塾については、また別に記載したいと思いますが、
8畳、10畳半という小さな塾に多くの志士が学んでいたという事実に
感動を覚えますね。
すぐ隣には、松陰が松下村塾で教える直前に「幽因されていた旧宅」も
保存されています。
また、隣接するように吉田神社宝物殿「至誠館」が建っています。
松陰の書簡など、数々の宝物が展示されており、こちらをじっくり
鑑賞することで吉田松陰や取り巻く人々に関する知識がつきます
ので、ぜひ入ってみてください!
また、松下村塾の奥が「松陰神社」です。
この他にも、松陰の歴史トピックスを紹介する吉田松陰歴史館なども
あります。
さらに、松陰神社の近隣には。
門下生の伊藤博文の旧宅や
吉田松陰の叔父の玉木文之進の旧宅があります。
こちらは、松下村塾の発祥の地でもあります。
(松下村塾は、吉田松陰が創始したものではありません。)
それ以外にも、吉田松陰生誕の地、黄檗宗のお寺:東光寺など
様々な見どころがあります。
じっくり観ると、多分、半日近くかかると思います。
しっかりとお時間を取って観光されたら良いと思います。
さて、翌日は、更なる観光地について紹介します!
ゴールデンウィーク中の5月4日、萩を含む九州・山口と関連地域が
「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産登録を勧告されましたね。
何でも、7月に開催される世界遺産委員会で正式決定の見込みだとか。