今、一歩目を踏み出すために。【後悔から人生の「幸せ」を逆算してみる】
人生で一番後悔していることは何ですか?
との問いがあります(2011年、オーストラリア、ブロニー・ウェア)。
それは。
(1)人の期待に応える人生ではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった。
(2)あんなに働かなければよかった。
(3)勇気を出して自分の気持ちを伝えればよかった。
(4)友達とつき合い続ければよかった。
(5)自分が幸せになるのを許せばよかった(補足:自分で制限をかけなければよかった)
なのだそうです。
ユングの ”人生の午後(ミドルエイジとなり、今まで生きてきた人生をふと振り返ることです。新しいアイデンティティを模索することもあります)” にも通じるところがありますね。
ここで私の例を挙げます。
私は長年、会社勤めをしていました。
近年、徐々に会社の定年が延びていっているので、私が定年近い年齢になる頃は、恐らく会社の定年は70歳くらいになっているだろうな、とふと思いました。
そうすると、20歳頃〜70歳まで何と50年近く、一つの会社に勤め続けることになる。。。
もちろん、70歳以降に新しいことに取り組むことはできますが・・・
日本人の平均寿命が年々延びているとは言え、死の床で自身の人生を振り返ると「会社一色の人生だったなぁ。他に何かあったっけ?」と後悔するのは確実だと思いました。
また、様々な可能性に開けているこの時代を生きていて、何と勿体ないのだろうとも感じました。
上記の問いの 、「2.あんなに働かなければよかった」という面も無くはないですが、
むしろ(仕事内容自体には変化があるものでしたが、)「会社という枠組み、会社員という一つの働き方の枠組みの中で人生の大半を過ごすことで、自身の価値観・視野が広がりそうになく、何となく予想可能な範囲の価値観の中で生涯が終わるのではないか」との危機感のような感覚が強かったです。
まさに、予想される後悔から逆算してみた、と言えます。
それで、止むに止まれず会社員以外の道を選んだわけですが。
決断した結果、今こうして会社員以外の人生を歩んでいることに満足しています。視野、価値観がまったく変わったと言えます。
今回ご紹介させて頂いた「後悔から、人生を逆算する」考え方は、今を生きるために参考になるのではないでしょうか。