皇室の菩提所であり、特別拝観も貴重な【泉涌寺】 -リピーターのための、おすすめ京都の穴場ガイド-
今回は、皇室の菩提所で【御寺】とも呼ばれている、
【泉涌寺】のご紹介をさせて頂きます。
泉涌寺(せんにゅうじ)は、京都市の南東にあります。東福寺の東隣にあります。
京都駅を出発して泉涌寺を参拝するには、
市バス208系統の「泉涌寺道」で降り、15分程度歩くか、
JR奈良線の「東福寺駅」で降り、20分程歩くのが一般的かと思います。
私は、JRに乗り東福寺駅で降りて歩いて行きました。
ちなみに、東福寺駅から歩く道中に、「泉涌寺道」バス停があります。
泉涌寺まで結構歩く必要がある理由は・・・参道が長いからです。
東大路通り沿いにあるこちらから参道に入ります。
こんな感じの直線の道が続いています。
しばらく歩くと、総門があり、
さらに真直ぐな参道を歩くと、
泉涌寺に着きます。こちらは大門です。
それでは、泉涌寺の概略のご紹介をさせて頂きます。
泉涌寺は、真言宗泉涌寺派の総本山の寺院です。
855年に左大臣藤原緒嗣が神修のために山荘を与えて寺となし仙遊寺と称するようになり、1218年に月輪大師・俊芿が宇都宮信房からこの地の寄進を受け、大伽藍を造営し、この地に霊泉が湧いたことから泉涌寺と名を改めたと言います(泉涌寺のホームページ:概略から引用させて頂きました)。
また、鎌倉時代以降、皇室との関係も深く、歴代天皇の陵墓もあるそうです。
さて、泉涌寺境内のご紹介に移ります。
大門から入って直ぐの場所、左側に、あの有名な楊貴妃観音がいらっしゃいます。
堂内の照明が十分ではなかったため、写真ほどには詳細に見ることは難しいのですが、たおやか、優し気な雰囲気を感じられました。当然ながら写真は撮れませんので、リンク先(泉涌寺のホームページ)をご覧頂くと、楊貴妃観音像を見ることができますよ!
そして。大門の方に戻り、正面を見据えると、仏殿と舎利殿が見えてきます。
私が参拝したのは、冬の特別拝観が始まる1月10日だったこともあり、仏殿前でセレモニーを行われていました。門川京都市長もいらっしゃいましたよ。
仏殿と舎利殿を別角度から見た写真は次のとおり。均整がとれていて美しいと思いませんか。
上の写真の右側、大門から入って手前側にある仏殿には、運慶作と伝えられる阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊仏が安置されています。
また、写真左側の舎利殿は、特別拝観の時に公開されます。釈迦の歯(仏牙舎利)が奉安されており、天井には鳴龍が描かれています。ガイドの方の説明に従い、ある場所で手をたたくと、見事に龍が鳴いてくれますよ!
以上です。
落ち着いた雰囲気で、天皇の菩提所、楊貴妃観音像や仏牙舎利、鳴龍なども拝観できる寺院である泉涌寺を訪れて(参拝して)みてはいかがでしょうか!
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