永遠とは?無限とは? 時空を「超える」こと
永遠とは何か?
無限とは何か?
言葉足らずなのは確かですが・・・
永遠とは、時間を超えること。
無限とは、空間を超えること。
なのだろうと思います。
時間とか空間と同一次元で「永遠」「無限」を考察すると、訳がわからなくなります。
同じ次元ではなく、超えた次元から俯瞰することが肝要なのだと思います。
大哲学者カントが「アンチノミー」という概念について語っているのと同等に、現代社会で最高原理とされる「理性」では語り尽せないものだと思います。
それゆえ古来より「芸術」が、時間を超えた「生の息吹」を感じさせるものとして捉えられており、素晴らしい作品にふれた時に感じる「瞬間」こそが、「時間を超えた世界を感じさせるもの」として尊ばれてきたのでしょう。
また、音楽を聴いたり絵画を鑑賞することで、左脳的理解でなく、魂が奪われるような、湧き上がるような感覚に捉われたご経験をお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身は1度だけしかないのですが・・・絵画をみて時空を忘れ立ち尽くしたことがあります。
この、時空を超えた感覚は、いわゆるチクセント・ミハイが語る「フロー」の感覚にも近いと思います。これは、仕事に真に没頭しているとき、時間の感覚はなく、今自分がいる場所も意識せず、自分と対象が一体となったような、文字通り、「流れるような自分」を感じている状態です。
各種の職人の方、エンジニアの方などは、今に没頭して時間が無くなったようなご経験をされたことがあるのではないでしょうか。マラソンなどでいう「ランナーズ・ハイ」なども、これに近い状態かもしれません。
それから。
伝統的な瞑想などでも、この時空を超えた状態を体験できます。
というより、この状態を実現することが瞑想であるといっても良いのではないでしょうか。
時間や空間は確かに、ある次元では存在しているのだけれど、それを含んで超えた状態。
それこそ、理性を超えた本来的自分、少々神秘的な表現を使えば「観察する自分」について知ることではないかと思います。
手前味噌ですが、そのような状態は、ヘミシンクにおいてもフォーカス15において --「時空を超えた状態=瞑想で至る世界」と表現していますが-- 体験可能です。
永遠、無限、時空を超えることを探求していきたいですね。