なぜ、私は【会社を辞める】という選択をしたのか? 1つ目の理由をシェアします。
前日の記事のとおり、私は長年会社員でいたことで3つの信念に捕らわれていました。
まあ、このことは、今になってこうして言えるようになったわけで、当時は薄々と気付いていながら止めることはできない、これら前提が無いと会社生活が成り立たないくらいの強い信念だったと思います(ちなみにそれら信念とは、「未来(成長)志向症候群」「時間をお金で買う:症候群」「何かをしなくては!症候群」の3つです)。
とは言え、
一方で会社員生活は、総じて楽しく充実していたと言えます。
素晴らしい先輩、同僚、後輩にめぐまれ、良い仕事をさせて頂きましたし、楽しく過ごさせて頂きました。
大変な時も多々ありましたが、総じて楽しく過ごしてきたと思います。
それゆえ、会社を辞めるというキャリアチェンジには大きな葛藤がありましたが、それでも、この選択をしたのです。
なぜ、私は会社を辞めるという選択をしたのか?
その理由は、 ―― 全てを表現し切れませんが・・・ 書いてみます ―― 主に2つあります。
今回は、このうちの1つ目について書かせて頂きます。
それは。
「自分の生涯が、会社員一色に染まってしまうことへの危機感」です。
このことが私を、キャリアチェンジに駆り立てた大きな理由の1つだと言えます。
以下、少し詳しくご説明しましょう。
このお話は、私が会社に在籍していた頃のお話で、もう5年以上も前の話となります。
その当時私は、すでに長い期間会社に在籍し続けていました。
前述のとおり、会社自体は素晴らしいし、先輩、同僚、後輩にもめぐまれ、良い仕事もさせてもらいましたし、楽しく過ごさせて頂きました。当然ながら、うまく行かない時、プレッシャーに押しつぶされそうな時など、大変な時も多々ありましたが、総じて素晴らしい体験であったと心より思います。
会社生活は充実していたと思います。
しかし、です。
当時在籍していた会社は、原則60歳定年制、選択的に65歳まで働くことができました。
仮に私がそのまま会社に勤め続けていたとすると・・・ 労働人口が急速に減少する状況を踏まえると、私がリタイアする頃には65歳定年が当たり前となり、68~70歳くらいまで選択的に働くことができる時代になっているのではないかと思われました。
仮に70歳まで働くこととなったら、勤続48年となるのです!
半世紀ですよ。
まさに会社員一色の人生となり、生涯を振り返ってみると、その全てが会社員の思い出「のみ」で染まりそうでした。
そこそこ充実していたとは言え、「会社員一色」、しかも「一社のみの生活」に染まった一生は、考え難いものでした。
勿体無い、という表現の方が適切かもしれません。
その当時、ヘミシンクでの経験も積んでおり、中小企業診断士、産業カウンセラーなど外部の世界に視野が開けていたこともあり、人生が一つの会社で一色に染まるのは、あまりにも勿体無く思いました。
70歳頃に人生を振り返ってみて、間違いなく後悔するだろうとさえ思えました。
もちろん、70歳から様々なことを始めることは可能です!
これは強調しておきたいです。
けれども、70歳時の感性、意識が、現時点の自分と同じである保証はないし、何よりも「今を生きる」という自身の価値観に反します。
まだ見ぬ未確定の未来を見つめて、今を生きていないということは、あり得ないことでもありました。
当時開けていた、深くて広い世界を探求してみたい。それも「今」。
これが一番大きなきっかけかな、と思います。
この他のきっかけについては、次の記事で書かせて頂きます。