新しくて面白そうな【ライフスタイル】についてまとめてみました!
今まで私たちが当たり前のこととして捉えてきた、
【学校で学ぶ】→【会社に勤める】→【老後を過ごす】
というライフスタイルが急速に変化してきていませんか?
背景として、少子化、高齢化や地域・会社・(大)家族というコミュニティの大変化などがあるのでしょうね。
まあ、私の住むような田舎では、依然として、都会へ出て有名企業に勤めるという価値観は残っていますけど・・・それでも急速に変化しているように思います。
これまで本ブログでは、新しくて面白そうな、興味深いライフスタイルについてご紹介させて頂きましたが、
今回はそれをまとめてみます!
いずれも、従来のライフスタイルとは一線を画した面白そうな生き方です。ご本人たちのおすすめの本も併記します。
半農半X
塩見直紀さんが提唱されているライフスタイルです。
田畑のある自宅で、自分の食べる物は半自給する傍ら(半農)、もう半分で自分の天職(好きなこと)を実現しようという生き方です。
塩見さんは、元々大阪の会社で働いていらっしゃいましたが、一転し、京都府綾部のご実家に戻られ、農業の傍ら、天職とかライフスタイルに関する情報を発信されています。
半農半Xって、理にかなっていると思います。
田畑で自給用の食料を生産するので食費を抑えられます。そして多くの場合そんな場所って田舎が多かったりするため、住居費も比較的安価だったりします。
食・住のコストを抑えて自分のやりたいことをやる、というライフスタイルは、バランス感覚に優れていて素晴らしいと思います。
私も、この考え方の影響を受けています。
自宅は田舎にあるため、近所の人たちと同様に、ふつうに自宅があり田畑がありますので、このようなライフスタイルを実現できています。
昔は、こんな田舎に住むことに大いに葛藤がありましたけど・・・今はこんなライフスタイルの良さも実感しています。
ナリワイ
伊藤洋志さんが提唱されています。
ナリワイとは、個人により少ない元手で複数の仕事をしていく、と同時に、生活財の自給などにより支出を抑えていく、というスタイルです。
伊藤さんの場合は、モンゴル武者修行ツアー、木材校舎ウェディング、梅の収穫・販売、熊野暮らし方デザインスクール、など様々な仕事をされています。
生活コストが抑えられているという点がポイントでしょうね。
自然と人の繋がりもできるようですよ。
デュアルライフ、モバイルボヘミアン
住む場所を一箇所に固定しない生き方です。
田舎と都会の2箇所を行き来するデュアルライフ、さらに進んで定住する場所すら持たないモバイルボヘミアンなど様々なバリエーションがあります。
後者についてはなかなかに実現が難しいかもしれませんが・・・前者のデュアルライフは、結構実現できるかも知れません。
例えば、Phaさん。
Phaさんは大学卒業後、職に就きましたが退職。
以来、シェアハウスを立ち上げ、東京でシェアハウスに住みながらも、ひょんなことから和歌山の熊野にもシェアハウスを作り、時たまそちらでも生活されています。
ここではPhaさんを、デュアルライフをしている人としてご紹介しました。
が、他にも、世間で当たり前とされている価値観を当たり前と捉えない生き方に関して本を書かれていて、参考になりますよ。
月3万円ビジネス
非電化工房(電気を使わない冷蔵庫、籾摺り機、除湿機などを発明!)主宰の藤村靖之さんが提唱されています。
月3万円ビジネスとは、月に2~3日しか働かない仕事=大規模なニーズはない仕事=特定の人を顧客とすれば良い、小規模なビジネスです。
そのような仕事を複数持てば、やっていけるのではないかということです。
社会の変化が激しい時代なので、様々なビジネスを行うことは金銭的なリスクヘッジになるし、多様なスキルを磨けることにもなり得ますね。
月3万円ビジネスの実例を示した本も出版されていますよ。
田舎へIターン(移住)
例えば、イケダハヤトさんの生き方です。
イケダさんは、東京から高知市へ、そして高知県の山間部へ移り住まれました。
どうやって生活されているのか? と言うと、
プロブロガーによって、です。
プロブロガーとは、ブログを書いて収入を得る人です。
月間100万ページを超える閲覧数があるイケダさんのブログは、収入が発生するとともに、大きな影響力があり、次々と人とつながり、新しいナリワイや動きを生み出しているようですね。
移住先にどんな場所を選ぶか(閉鎖的な地域だったら大変!)?、都会の人は一旦高知市などの地方都市に住むなどしてお試し的な期間を設けること、などが大切なようですよ。
もう一つの例は、田舎のパン屋(今はカフェ)の渡邉格さん。
都会のパン屋さんで働いていて、金儲け主義的な原理で健康がないがしろにされている状況に疑問を覚え、田舎に引越し、自然素材のパン屋を始められます。
最初は岡山県の勝山で、今は鳥取県の智頭でカフェをされています。
冬季は1ヶ月以上の休暇を取られているようですよ。
さらには、大学教授の牧野篤氏など大学が地域と連携しながら、地域活性化プロジェクトなどが進んでいたリ、
里山資本主義の藻谷浩介さんのように、さまざまな地方に出向いて地域活性化に関するお手伝いをされているケースなど、
移住・地域活性化の動きが盛んになっていますね。
複業
今、副業(あくまで、正会社員が少しお金を補てんするという意味合いで、「副」業です)ということが盛んに言われるようになってきています。
が、今後は、どちらがメインということはない、2つ以上の職業を持つこと(=複業)も当たり前となりそうです。
高城剛さんのように、家さえ持たず、Webとかコンサルティングなどの複数の仕事をしながら生活されている人もいるし、
米倉誠一郎さんの「2枚目の名刺」という本で言及されたライフスタイルに代表されるように、会社員等が少しずつ自身の生活の幅を広げ、ソフトに徐々に新しい仕事を確立していく(=複業化する)スタイルなど、バリエーションに富んだ複業の状況があります。
LIFE SHIFT
今、人生100年時代が話題となっています。
人生100年時代構想会議にも出席されているリンダ・グラットン教授の本の名前が、このLIFE SHIFTです。
今、私たちの平均寿命は延び続けています。ちょうど今出生した赤ちゃんの平均寿命は、何と107年だそうです。
そんな時代には、学校→会社→老後という「3ステージの生き方」は成り立ちにくいのです。
現在の3ステージの生き方を見直し、4ステージ、5ステージの生き方、すなわち途中で会社を辞めてスキルを身に付けたり、自営業を行うなど、多様な生き方をしていこうと提唱されています。
まあ、今よりも長い期間働く時代になるのでしょうね。
その際、会社は一生勤め上げるもの、という価値観は無くなるでしょうし、フルタイムで働くということも見直して、複業をすることも大切になるのでしょうね。
働く、ということの意味が変化していくのではないでしょうか。
住み開き
アサダワタルさんが提唱されています。
無理せず自分のできる範囲で、自分の好きなことをきっかけに、ちょっとだけ自宅を開くというライフスタイルです。
個人宅をちょっとだけ開くことで小さなコミュニティが生まれ、自分の仕事や趣味の活動が他者へと自然にかつ確実に共有されていき、
金とか血縁、地縁、会社の縁ではない「第三の縁」が結ばれていくのです。
既に多くの場所で、このような試みが広がっているのです。
まだまだ他にもありますが、今回はこれ位としておきます。
私自身、1/4農3/4Xの状況ですし、デュアルライフ(田舎+広島市街)をしていますし、田舎暮らしで複業者であり、満足な生活を送らせて頂いていますので・・・
こうしたライフスタイルがもっともっと広まっていくと良いなぁと思います。