広大な【妙心寺】では、ぜひガイダンスを聴いてみてください! -リピーターのための、おすすめ京都の穴場ガイド-
本日は、臨済宗妙心寺派の大本山
【妙心寺】のご紹介をさせて頂きます!
妙心寺は、1337年、95代の花園法皇の勅願によって開基されたといいますので、室町時代からの古い歴史があります。
京都市の北西部、京都市右京区花園という場所にあり、山陰本線(嵯峨野線)の花園駅や、嵐電の妙心寺駅などから近いです。
私は、嵐電の北野白梅町駅から(=要するに、嵐電に乗らないで、)歩いて行きました。ウロウロと歩いているうちに、知らぬ間に妙心寺の敷地に入っていました。。。
それにしても、妙心寺の敷地は広大です。
広大な寺院に46もの搭頭寺院が点在しています。
私は北側辺りから入ったとは言え・・・大きく移動して・・・
南総門からご紹介します。
こちらは、南総門のお隣、勅使門から見た放生池・三門の様子です。
こちらは、仏門、法堂です。写真右手奥にある大方丈辺りには多くの観光客の方がいらっしゃいますね。
禅宗の寺院は、このように、池、三門、仏殿、法堂という構成となっている所が多くありますね。どのような背景があるのか、興味深く思います。
さて。
これだけ広いとどこから拝観したら良いか悩みますが・・・
【法堂・浴室の拝観】が一押しです!
法堂(はっとう)と浴室の拝観には、ガイドさんが付いてくれて、拝観料:大人500円が必要です。法堂の北側にある寝堂・玄関(下の写真)の中に入って拝観申込みをします。
法堂・浴室の拝観では・・・
そのガイダンスが秀逸なのですよ!
詳細は聴いてみてのお楽しみですが、少しだけご説明すると。
まず、法堂には多くの見所があります。
天井には、狩野探幽による雲龍図があり、雲龍図作成秘話、見どころなどがたっぷりと聴けます。
また、内部にあるケヤキの柱は、高さ8メートル、周囲2メートルあるのですが、何とこれでも原木を4つ割りにしたものなのです! そんなに大きなケヤキを見たことはありませんねぇ。。おまけに、釘を使っていなくて、石の上に置いてあるだけらしいです。強度計算的にはどうなのか、こちらも興味深いですね。
さらにはもう一つ、貴重なものが設置されていたりしますが、それは拝観してのお楽しみです。
当然ながら内部の撮影は禁止なので、雲龍図の看板を掲載してみます。法堂の鏡天井にこのような絵が描かれているのです。
次に、浴室は別名「明智風呂」と呼ばれています。
ただし、この風呂は明智光秀が使っていたものではなく、明智光秀の菩提を弔うために、1587年に創建されたものです(1656年に改建)。当時の浴槽は蒸し風呂形式だったそうですよ。井戸から汲んだ水が窯で焚かれた後、浴槽に導かれる様は、コンパクトながらうまく作られているなぁ、と感じました。
法堂・浴室については、こんな感じです。
ガイダンス付きで拝観してみると背景などがよく分かって、より一層の興味が湧いてきますよ!
もちろん、上記の法堂・浴室の拝観以外にも、広大な境内を歩いてみたり、(私は行くことができませんでしたが・・)退蔵院などを訪れてみるのも良いと思います。
ぜひ、妙心寺に訪れてみてください!
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