ワクワクと取り組める!月3万円しか稼がないビジネスの実例!! -月3万円ビジネス 100の実例-
月3万円ビジネスの100個もの実例!
ワクワクしながら読みました。
この本「月3万円ビジネス 100の実例」は、以前私のブログでもご紹介させて頂いた「月3万円ビジネス」の実例編です。
まずは、月3万円ビジネスとは何か?
文字通り、月3万円しか【稼げない/稼がない】ビジネス(小商い、ナリワイ)のことです。
・月3万円ビジネスを複数かけ持ちすることで、自分のライフスタイルや支出額に合ったおカネを稼ぐ。
・借金をしたり固定費をかけるのではなく、リスクを抑えたビジネス。
・競争的ではなく、分かち合いが基本のビジネス。
なのです。
今、この3万円ビジネスは密かなブームとなっており、日本のアチコチや韓国のソウルなどで「月3万円ビジネス・ワークショップ」が開催されているのです。
この本「月3万円ビジネス 100の実例」は、ビジネステーマの実例を示してほしいという要望に応えて出版されたもので、何とこの中の8割くらいは誰かが実施した例なのだそうです。
ちなみに、藤村さんが主宰する「地方で仕事を創る塾」の弟子たちが、800ものアイデアを生み出している、とも言います。
そして、分かち合いが基本なので、そのアイデアを他人が実施することを厭わないのです。
1つ1つのビジネスは規模が小さく(時にはニーズがそれほど多くないので、)1つのビジネスモデルだけでは十分な収入が無くても、複数組み合わせることで、自分のライフスタイルに合った生活をしていくという考え方です。
ニッチで自分ならではのビジネスを、基本的にローカルで行うため、大資本などの参入の脅威が少ないことも特徴ですね。
さらに言うと、副業として月3万円ビジネスを行うのもアリでしょうね。
さて、その内容については、極めて多岐のジャンルに渡っているのですが、
どちらかと言えば、私のような田舎で田畑を持ち自営するような人が取り組みやすいものが多いかも知れません。もちろん、都市部で行えるようなものもありますよ。
もう一つ言うと、本書は「月3万円ビジネス(=商い)」なのですが、自分用に楽しくエコなものをつくる、という視点でも大いに参考になると思います。様々なモノを自作するうえでのアイデア・理論が参考になります。
今回は、読んでいて私自身が興味を持ったものを幾つかご紹介します。
前述のとおり、どちらかというと、当面は自分のためにつくってみたいものが多めです。それが高じてナリワイになるかも知れませんね。
それではご紹介してみましょう。
①在来種での野菜づくりワークショップなど。
遺伝子組み換えやF1種ではない、商業ベース(売上重視)とは一線を画した「在来種」を利用した野菜づくりの方法をワークショップでお伝えする、というものです。
韓国のソウルで盛んに実施されているような、マンションのベランダや屋上にプランターを設置して野菜を作る方法をお伝えするワークショップでも良いでしょうね。
さらには、在来種のタネを販売する、というのもアリですね。
②ソーラー・フード・ドライヤー
ドライフード作成器ですね。ドライフードにすることで、野菜などを長く保存できます。
現在、私は家で野菜を作っていますが、土の中にできる野菜を除き、それ程長く保存できないため、1年の中で野菜が採れなかったり、採れるものが偏ってしまう傾向がありました。
ドライフードに関してよく知らないので、何をドライフードにできるのか、どれくらい持つのかはよくわかりませんが、自分用に検討してみたいな、と思いました。
③おいしい味噌作り
こちらも、取り敢えず自家製用ですね。ノウハウが書いてあったのでチャレンジしてみたいですね。
④ローカル・ファシリテーター
これまでと全く毛色は違いますが・・・
ファシリテーターとは、会議やプロジェクトを促進する人のことです。
私は、ヘミシンク・ファシリテーターをやっていますので、このようなことを学んだこともありますし、実務もしています。
本書によると、地方ではそのような人が不足気味なので、ビジネスになり得るということです。市民活動、企業・地方自治体、イベント企画、教育、介護福祉の場など様々なところでニーズがあるようです。
こういう視点は持っていなかったので、新鮮ですね。
この他にも、(自分が携わるかどうかはともかく、)非電化の冷蔵庫、コンポスト、井戸掘り、浄水器などの手作りエコ関連のモノづくりのビジネスモデルとか、忙しい商店の人のための育児サービス、ランチサービスなど、面白そうなビジネスアイデアが満載です。
自営的、副業的に3万円ビジネスをしてみたい方はもちろん、自分用に手作りのモノを作ってみたい方にも、一読の価値がある本だと思います。