2016年も尾道ベッチャー祭りに行ってみました!
昨年に続き、広島県尾道市の奇祭(?) 【ベッチャー祭り】に行ってみました!
まずは、ベッチャー祭りの起源について簡単にご紹介しましょう。
ベッチャー祭りの起源はかなり古いようです。
約200年前、尾道で疫病が流行った際、町奉行の南部藤左衛門が各寺社にお祓いを命じました。吉備津彦神社(一宮神社)でも3日2夜のお祓いを行い、「ベタ」、「ショーキー」、「ソバ」と獅子を先導に神輿が街に繰り出したのが、ベッチャー祭りの起源と言われます。
※尾道ベッチャー祭り公式ホームページを参考にさせて頂きました。
さて、例年、ベッチャー祭りは、11月1日~3日まで行われます。
このうち私が行ったのは 11月3日で、この日に、前述の「ベタ」、「ショーキー」、「ソバ」と獅子、お神輿が街中を練り歩きます。
早朝7:30には、市街地東にある一宮神社前の御旅所を出発し、西に向かいます。午前中は主に尾道市街の西の辺りを練り歩き、昼頃に中央部(駅辺り)、午後は東部へと向かいます。そして、夕方には、千光寺公園行ロープウェイの出発地である長江口辺りの広場にしばらく留まった後、一宮神社に帰っていきます。
「ベタ」、「ショーキー」、「ソバ」が持つ「ささら」や「祝棒」で叩かれると頭がよくなる、安産、1年間の無病息災が約束される、と言われています。親御さんから背中を押されたお子様たちが、泣きながら叩かれている姿は、まさにベッチャー祭りの風物詩と言えます。
こちらがベタ(武悪)で、祝棒を持っています。
こちらはショーキー(天狗)で、ささらを持っています。
そしてこちらがソバ(大蛇)で、祝棒を持っています。
お神輿は、比較的ゆったりとしたスピードで走ります。
途中、思わず笑ってしまったのですが、ベタたちが、あの有名な朱華園(尾道ラーメン屋)に入って行ってました。お客様もビックリでしょうね。
昨年も書かせて頂きましたが、ベッチャー祭りの華やいだ雰囲気は、とても良いな、と思います。
元気をもらえるというか。。。素晴らしいです。
さてさて。
尾道市のベッチャー祭りが終わり、約半月後の11月18~20日に広島市で行われる「えびす講」も終わると、いよいよ本格的な冬になるな、と感じます。
そして、その3ヶ月後、寒い冬の後半である2月の中旬頃に三原市で開催される「神明市(だるま市)」を迎えると、冬もそろそろ終わりだなぁ、と感じます。
そんな季節を感じさせてくれるお祭りのご紹介でした。