新型スティックPCをおすすめします(1) -【スティックPC】は安価で省スペースですよ!-
・場所を取らない、小さなパソコンが欲しい。
・簡単な文書作成・ブログなど軽めの処理ができる、安価なパソコンが欲しい。
・会議でのプレゼンテーション用のデータを手軽に持ち運びたい。
・宿泊先のホテルでパソコンを使いたい。
けれども、ノートパソコンでは持ち運びが大変。
などとお考えの方は、スティックパソコンが良いかもしれませんよ!
この度、新型スティックパソコンを購入・セッティング・利用してみたので、その経緯、使用感をシェアさせて頂きます。
皆様のご参考となれば幸いです!
まずは経緯、動機を簡単に
まずは、私がスティックパソコンを購入した経緯を簡単に書かせて頂きます。
現在使っているパソコンが、購入後6年を過ぎ、使用中に大きなファンの音がしたり速度低下するようになりました。いつ壊れてしまうのか、冷や冷やした状況で使い続けています。
一方、そのパソコンの用途は、ブログの更新、ホームページの閲覧がメインで、軽めの処理が中心です。
新しいパソコンを購入したいのですが、デスクトップパソコンは大きすぎるし、ノートパソコンとなると少し画面が小さいし・・・ それ程ガンガンに利用しないので、あまりお金をかけたくないし・・・
少々悩んでいたところ、スティックPCなるものがあることを知って、ちょっと検討してみました。
スティックパソコン(スティックPC)とは?
・極めて小さい!
幅12センチ、奥行き18センチ、幅4センチ程度で、100グラム未満です。
・キーボード、マウス、モニター(テレビ)は別途必要です。
・安価です! 概ね、2万円以内です!
・2015年時点で発売されているスティックPCは見事なくらい同じスペック(性能)です。タブレットと同等程度の性能で、冷却ファンが付いているかどうか、ストレージ容量が違う、くらいしか差が無いという状況です。
スペックはこんな感じですね。
CPU Atom Z3735F
メモリ 2GB
ストレージ 32GB (ごく一部、64GB)
WiFi 802.11b/g/n
USB 2.0
OS Windows 8/10など
重さ 100グラム未満
価格 1~2万円
では、このスティックPCの使い心地はどうなのか?
Amazonや価格ドットコムのユーザーレビューを見ると、「普通に使うには問題ない」とあります。
一方で一般的な懸案として、「重い処理は向かない」「無線LANが弱い」「(冷却ファンが付いていない機種では)熱くなる」などの点が挙げられています。
けれども、2016年になり、新しいモデルが発表となりました!
なので、こちらを検討してみることとしました。
新旧スティックPCの比較
最近、インテルから発表されたのは3種類のCPU(チップセット?)です。結構性能が向上し、パソコンと遜色ないものもありますね。2016年3月現在、新Atom欄のスティックPCのみが発売されていますが、恐らく今後、右の2種類を搭載したスティックPCが発売されると思われます。
従来Atom | 新Atom(購入分) | Core M3 | Core M5 | |
CPU | Atom Z3735F | Atom x5 Z8300 | CoreM3 6Y30 | CoreM5 6Y57 |
メモリ | 2GB | 2GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 32GB | 32GB | 64GB | 64GB |
WiFi | 802.11b/g/n | 802.11ac | 802.11ac | 802.11ac |
USB | 2.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
OS | Win8.1 | Win10 | Win10 | なし |
価格 | 149ドル | 159ドル | 399ドル | 499ドル |
※他の性能は省略します。
※価格は、現地価格(ドル)
新型スティックPC(新Atom)の性能はどうなのか?
「従来のAtom」製品と比べた「新Atom(右から3番目)」の性能については次の通りです。
・CPU性能は同じくらい。一方で、グラフィック性能が向上しているため、
全体的には速度が向上している。
・放熱対策のため、冷却ファンが付いている。
・WiFi(無線LAN)の性能が向上している。高速な「新しい仕様」に対応している。
従来の製品は無線LANに弱点がある、とのユーザーレビューが散見されます。
新仕様に対応することで、この弱点を克服している可能性大です。
・USBの性能が向上している。高速な「新しい仕様」に対応している。
外付けハードディスクを接続する場合などで、速度が速くなります。
逆に。
・メモリ容量(=プログラム実行領域)が2GBのままなので、画像処理ソフト(PhotoShopなど)利用、Excelのマクロ処理、高精細(HD)動画再生など、重たい処理は依然として難しいと思われます。
・ストレージ(=データ格納領域)も32GBのままなので、OS領域を除いたユーザー利用領域は少ないままです。SDカードを付けたり、ネットワークディスクを利用すると良さそうです。
Core M3、Core M5との比較(簡単に)
共にメモリ4GB、ストレージ64GBとなるし、CPU性能は一般パソコンに近いです。ただ、各々400ドル(OS付き)、500ドル(OS無し)なので、日本発売価格も4~6万円くらいになりそうです。キーボード・マウスを追加すると、さらに3000円くらい上乗せになります。
これくらいの価格になるならば、ベアボーンキットや安価なノートパソコンなども視野に入ってきますね。
ということでパソコンと比較してみると、性能的に見て、重い処理は大丈夫そうですが、ストレージ(データ格納領域)が少な過ぎですね。
スティックPC:今回、購入するのか?さらに次を待つのか?
前述のとおり、新しい3種のCPUとも、3懸案(WiFi、USB、放熱)に対応しています。おまけに、グラフィック性能なども向上しているようです。性能の良い上位2機種(CoreM3,M5版)が発売されるのを待つのか、今回出た安価なものを購入するのか?
多分、上位2機種は安価なパソコンに近い料金になるはず・・・ ということで。
新Atom:x5 Z8300型を購入しようと決めました!
現時点(2016年2月下旬)でインテル、マウス、ドスパラから、上記のCPUを用いたスティックPCが発売されています。
例によって、3メーカーとも似たような性能なのですが、以前、ドスパラでパソコンを購入したことがあり結構良かったことから、
ドスパラ スティック型PC!!
「ドスパラDG-STK2S 」を選択し、購入しました。
今回はこれまでとします。
次回より、周辺機器の選定、設置方法、留意点などを書かせて頂く予定です。
【追記】
2016年10月現在、ドスパラDG-STK2Sはラインアップされていません。。。
代わりに(?)、性能アップしたDG-STK4という新型スティックPCが発売されています。リンク先はこちらです!
スティックPCの記事はシリーズ化しています。
よろしければご覧ください!
1.【スティックPC】は安価で省スペースですよ! ←本記事
2.使用するには、キーボード、マウス、モニター等が別途必要ですよ!
4.1週間使用して分かった,スティックPCはコストパフォーマンスが抜群ですね!