石川五右衛門が「絶景かな」と見得を切った【南禅寺】や【琵琶湖疎水】はいかがでしょうか -リピーターのための、おすすめ京都の穴場ガイド-
今回は、南禅寺、インクラインのご紹介をさせて頂きます。
南禅寺界隈は、桜や紅葉などがかなり有名ですが、公共交通機関を使うと結構歩くことからも、1回目の京都旅行ではあまり行かないかもしれませんねぇ。
とは言え。
一番王道の、公共交通機関で南禅寺界隈へ行ってみましょう。
南禅寺界隈へは、地下鉄東西線の蹴上(けあげ)駅で降りるのが一番便利でしょうか。
蹴上駅を出ると、まず行ってみたいのが「インクライン」ですね。
蹴上駅1番出口を出ると、そこにはすぐ、インクラインがあります。
インクラインとは、傾斜鉄道のことです。
琵琶湖の水を京都市内に流すために水路(琵琶湖疎水)が作られたのですが、落差の大きい場所は船が運行できないため、台車に船を載せて上下させるインクラインで運行していたのです。
インクラインは明治時代に作られたのですが、残念ながら時代の変化とともに1948年に廃止され、現在は軌道跡と船を乗せた台車のみ残っています。
こちらが軌道跡です。全長580メートルもありますね。軌道跡の周りには桜が多くありますので、春はなかなかのものです。
この写真のように、舟を台車に乗せて運行していたようです。
線路沿いにさらに進んでいくと、噴水のある綺麗な景色が広がります。この辺りには、琵琶湖疎水記念館、京都市動物園などもあります。
さてさて、ここから歩いてすぐ近くに南禅寺があります。
南禅寺は、臨済宗南禅寺派の大本山です。
1291年、亀山法皇が無関普門禅師を開山に迎えて開創されました。
正面はこのような風景ですね。大型バスの駐車場が目立ちます。
さらに中に入ると、有名な「三門」があります。歌舞伎の「楼門五三桐」で、石川五右衛門が「絶景かな」と見得を切ったことで有名です。
三門に入ってみます。
三門の階段は急です。何度か後ろにのめりそうになりました。気を付けましょう。
三門に上った際の風景は、このような感じです。
遠くに市街地を臨むことができますね。桜、紅葉の季節ともに綺麗だと思います。
そして、本堂などを拝観した後は、境内直ぐ近く(境内内?)にある水道橋を見ることができます。
現在は上水道の水源として利用されているようですね。こちらも風情がありますよ。
「南禅寺」「インクライン」は、次回書かせて頂く「永観堂」などと合わせて観に行かれると良いと思います。さらに歩くと、哲学の道、銀閣寺などに足を延ばすことも可能です。平安神宮、真如堂などへも歩けますね。
この辺りは観光名所が集まっていますので、1日かけて回ってみると良いでしょうね。
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