世界が広がる生き方!(2) -「2枚目の名刺」という働き方-
前回、「2枚目の名刺 未来を変える働き方」という本について紹介させて頂きました。
今回は、私事で恐縮ですが、私自身のライフスタイルも踏まえながら、膝を打ったというか、納得性の高かった内容について述べてみます。
一つは、チェンジ・オブ・ペースの大切さです。
著者は、「時々人生や生活のペースを変えてみることは、しなやかに生きていくうえでは大切な技である」と言われています。(P.155)
毎日が固定化されると、視野が狭くなってしまいます。
そんな中、ペースを変えるということは有効な手段の一つで、その方法は身近にもたくさんあります。
「何か気になっていたことを始めてみる」「会社員だと通勤時に一駅前で降りて歩いてみることから始める、それにより新たな風景を感じ、気付く」などの「始まり」があります。
私自身の場合は資格取得や大学院に始まり、2重の拠点で生活していることが計り知れない新たな風を運んでくれていることは間違いない、と断言できます。
また、2枚目の名刺、ときには3枚目の名刺を持つことで自身が本当にやりたかったことが明確になる、という面もあると思います。頭の中、机上で考えていたことと、実際に身体を動かして感じたことには、案外差異がありますので。
そして二つ目は、著者自身が「勉強会、別大学、ビジネスマン、公務員など普段接しない人に、その方々に応じたテーマで講義することがある、そしてその中で、自身に足りないものが明確に気付く」という話についてです。
私たちは「自分にはそんな技量は無い」と決めつけて、他の世界に飛び込み技量を試そうとしません。けれども、思い切って飛び込むことで自身に足りないものや、時には自身の本当に興味あるものが明確になることさえあるのではないか、と感じます。
巷では、2足のわらじ、やりたいことを実現しよう、などの本があふれています。
この本もその一つかもしれませんが。
まず、小さなことでも良いので第一歩を踏み出す、ということが大切だな、と改めて思い起させて頂きました。