心理学を学ぶ(派生編) -「エニアグラム」人格や傾向を把握し、実生活に生かす-

今日から久々に、心理学の話題に戻ります。

先週のブログで話題にさせて頂いた「エニアグラム」について紹介します。

エニアグラムの本は多く出ているみたいですが、中でも、鈴木秀子さん著の「9つの性格」が良いと思います。

 

 

著者である鈴木秀子さんは、元々大学の教授を務めていらっしゃったようですが、現在は、国際コミュニオン学会という団体で活動されています。

カトリック教のシスターでもあるみたいですね。

 

そして、(多分)初めて一般にエニアグラムを紹介したのが、この本ですね。

本書で言う「エニアグラム」とは、2000年以上の歴史を持つ非常に神秘的な人間学だそうです。エニアグラムでは、人間の本質には9つのタイプがある、と規定しています。そして、同じタイプの人の場合 「内面の変化や行動様式には多くの共通点がある」と考えます。

 

そして、このエニアグラムが目指しているのは、分類することではなく、我々を突き動かしているエネルギーをバランスのとれた状態に持っていく、ということにあります。

 

 

言い換えてポイントを言うと、次の通りですね。

エニアグラムにより自分の本質を探り出し、それを前提に我々にまとわりつくこだわり、ためらい、恐怖、過信などを自覚し、自身の本当の可能性を伸ばすためのバランスを回復させる。

 

エニアグラムを学ぶための第一歩として、まず180問(各々20問×9つ)の質問にイエスかノーかで答えるところから始まります。そして、イエスが多かったタイプを自分のタイプの候補とします。ここでイエスの数が同じならば、絶対に受け入れられない項目が少ないタイプが、自身のタイプである可能性が高いです。

 

各々のタイプを一言で言うと、次のとおりです。

タイプ1:完全でありたい人

タイプ2:人の助けになりたい人

タイプ3:成功を追い求める人

タイプ4:特別な存在であろうとする人

タイプ5:知識を得て観察する人

タイプ6:安全を求め慎重に行動する人

タイプ7:楽しさを求め計画する人

タイプ8:強さを求め自己を主張する人

タイプ9:調和と平和を願う人

 

ただ、ここで、問いに答える事で至ったタイプがちょっと納得いかない場合もあろうかと思います。そのような場合、次の原因が考えられるようです。

A.想定したタイプが間違っている

B.自分の悪い部分を認めたくない

C.家庭、学校、職場での体験などにより後天的に矯正された

 

例えば、大企業に勤めた人が受けると、タイプCが多くなるそうです。

 

自分の本当のタイプを知るのはかなり難しいです。

セミナーのグループワークで、自身のタイプを知るには。

取り敢えず、グループワークで、同じグループの人たちの集団に入ってみると良いようです。そして、そこに違和感を感じるならば、上記のようなバイアスなどを踏まえ、次の候補のグループに入るなどして、自身の居心地をさぐるようです。

 

まあ、質問に回答するタイプの人格診断は、上記のようなことに加え、恣意が入ってくるため、ある程度のひずみが出る、という話を聞いたことがあります。

このようなことを避けるため、「質問をランダムにする」とか「複数の判定を受けてみる」とか「類型するのではなく、特性論的(分類するのではなく、度合い示す)に分析してみる」ことなどが有効かもしれませんね。

 

ここまでが、エニアグラムによる判定の部分です。

 

実はここからが大切で、自身の囚われをしっかりと意識する、自身の傾向を把握したうえで、実生活に生かしていく、という話になります。

 

ただ、これ以上書くのはどうかと思いますので、ここまでにしておきます。

 

繰り返しますが、エニアグラムにおいては、人格の分類で終わるのではなく、自身の傾向を知り、それを生活に生かしていくことこそが肝になる、ということなのですね。

 

電子書籍でも、紙書籍でも手に入りますので、一読されてみてはいかがでしょうか。

 

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