気功法を学んできました
今回から、ちょっと話題を変えて、気功の話をします。
今年の2月までの2年間、気功のお師匠さんについて気功を学んできました。
「気功師」と名乗ることができるみたいです。
以前にも3年間、お師匠さんについて気功を学んでいましたので、通算5年間、気功を学ん
できたことになります(もちろん、お師匠さんについていた期間はダブっていませんし、以前
のお師匠さんについていた時、今のお師匠さんは気功師教室を開催されていませんでした。
その辺はけじめをつけていますよ)。
さらには、気功の関連領域と言える呼吸法も、足掛け10年近く、実践してきました。
今まで結構長く学んできたわけですが、今年は一旦、学びを止めて自宅で気功継続しながら
気功のバックボーンとなる道教も研究していこうかなと思っています。
さて、ここでちょっと備忘録を兼ねて気功の基本的な原理について述べてみたいと思います。
気功の功法では「泄法(しゃほう)」「補法(ほほう)」が基本の組合せとなります。
この「泄法」「補法」にも順序があります。
まずは、「泄法」である動功を行うことで、身体の中にある邪気を外に出し、気が流れやすい
身体を作っていきます。
そして、次に「補法」により、外からの気のエネルギーを取り入れていくこととなります。
もちろん、泄法の修練を極めた後で初めて、補法を行わなくてはいけない、ということではなく
二つを同時に行って構いません。
一回の実修において、最初は泄法の比率を高めにし、その後、五分五分の比率で行っていく、
というイメージです。一回の実修では、「泄法」「補法」の順序で行います。
そして、気功を行ううえで大切なのが意識(イメージ)と正確な動き(動作)です。
この辺りが、一般的な運動との大きな違いとなります。
まずは意識(イメージ)について。
普通の運動は、気功で言う「泄法」に近く、外に気が向いているため、気を消耗します。
対して気功法では、泄法もありますが、補法という内に気を向ける功法が大特徴となります。
単に内に気を向けるというのではなく、意識の持ち方に気をつけることが肝要です。
また、意識の持ち方さえしっかりしていれば、型にはこだわる必要ないかと言えば、そう
ではありません。以前の私も誤解していましたが、気功の型にはちゃんと意味があります。
スポーツにおける演武のような厳密さ、までは要求されませんが、ちゃんと体重がかかるとか
男女で違う形をとる、とかいろいろな取り決めが存在しています。
その他、気功師講座では、数々の先生の言葉が印象に残っています。
次回以降、気功師教室で学んだこと、印象に残った言葉を書いていきたいと思います。