波乱万丈かつ何かと話題の高須克弥院長の「炎上上等」「大炎上」が面白い!
あの有名な高須クリニックの高須克弥院長が、2018年、立て続けに「炎上上等」「大炎上」という2冊の本を出版されています。
最近、これら2冊の本を読ませて頂いたのですが、
いや~高須院長って想像通り(?)波乱万丈な人生を送られていますね。
エピソードを取り上げてみると。
・大地主かつ医者の家系の息子として生まれたけれど、戦後すぐ農地改革などで土地が無くし、高須氏ご自身は「元地主の子」ということでいじめられまくった。
が、高須氏はそれにくじけず戦った。
ちなみに、その一件ずつが、現代だと社会的に取り上げられそうなくらいに派手な喧嘩だと思いました。
・医学部卒業後、当時は(病気や怪我を治すのではないため、)世間的に認められていなかった美容外科に進んだ。
斬新なアイデア・技術を駆使し、夢中で働くうちに、クリニックは大繁盛し、美容外科業界も認められるようになった。
・が、マルサの査察および経理事務の監督不行き届きで罰金刑、部下の独立(裏切り)、借金100億円、(罰金刑確定のため)医業停止1年など、その一つだけ取り上げても、とてつもなく大きな災難に遭う。
が、復活。
・その後、相次いで家族を亡くすなどの出来事があったが、現在は、高須クリニック院長として現役で働き続けると共に、ツイッターでのご意見番でもあるし、スケールの大きなボランティア活動などでしばしば話題となっている。
といった感じでしょうか。
もちろん、この他にも、ここに書き切れない程沢山のトピックスがありますけど。
これらの本の中で、印象的な事が多々あったのですが、なかでも印象的だったことばをご紹介すると。
よく、成功の秘訣は目標設定と言われますが、僕はそう思いません。
んっ? では、どう思われているのかと言うと。
目標を決めたら、そこが限界ではありませんか。
目標を決めると、それに囚われてしまいがちです。
すると視野が狭くなり、その目標に関わること以外は、目に入らなくなってしまうのです。
なるほど。
たしかにそういった面はあるでしょうね。
高須院長の場合は、夢中で仕事をしているうちに、クリニックが拡張し、富を得ることができたということです。
そして、面白かったこととして。
高須院長の腹は、みごとに6パックに腹筋が割れていますが、あれってミケランジェロ手術というものによるもので、実は脂肪でできていて、触るとプニプニなのだそうです。
知りませんでした。
自身を実験台として数々の手術を受けられた結果の一つですね。
まだまだ興味深い話がありましたが、まあこれくらいにしておいて・・・
最後に2冊の本の違いについて書いてみます。
「炎上上等」の方が、最近院長がツイッターで呟いているボランティア的なこと、イデオロギー的なこと、美容外科の話などが多めで、
「大炎上」は、院長の半生を振り返った話が多めかな、と思います。
とくに、イデオロギー的な話にあまり関わらないような人は、「大炎上」から手に取って見られるのが良いかも知れないな、と思います。
一読されてみるのはいかがでしょうか。