2017年【ベッチャー祭り】今年は「尾道駅」付近の様子もご紹介します!
尾道では毎年11月1,2,3日にベッチャー祭りが開催されます。
「ベタ」、「ショーキー」、「ソバ」の面を付けた氏子たちと獅子が、神輿とともに市の中心街を練り歩くのは、11月3日です。
手にした「ささら」で頭をたたかれることで頭が良くなり、「祝い棒」で身体を突かれると子宝に恵まれたり、1年間の無病息災が約束されると言われています。
午前中には主に尾道駅より西部、午後には尾道駅より東部を練り歩きます。
例年私は、午後、尾道駅東部の久保・長江町界隈に行っているのですが、今年は尾道駅近辺にも行ってみました。
昼頃、長江町辺りから、本通りを通って尾道駅付近に向かってみます。
本通りは、いつも以上に人通りが多かったですね。一日かけて各地を回るため、なかなかに露店は出しにくいかもしれませんが、それでも20店くらいでしょうか、露店が出店されていました。
基本的に露店は、本通りに出ています。
尾道駅に着きました。現在、尾道駅は改修中です。写真の右側が仮の駅舎です。
行ってみるとちょうど、駅の西の方から神輿が練り歩いていました。景気の良い掛け声と一緒に練り歩いてきます。駅前を神輿が通る姿は、なかなかに不思議な感じでした。補足すると、写真に写っている茶色っぽい建物は、駅のすぐ西側にある尾道福屋です。
あれっ?ベタ、ショーキー、ソバはどこ?という感じで、探していたのですが・・・海岸通りを歩いている時、ようやく見つけることができました。
こちらは「ベタ」です。武悪なのだそうです。
ドアップで写っていますが、この後すぐ、祝い棒で突かれました。ありがたや、です。
こちらは「ショーキー」です。天狗ですね。
海岸通りは広く、人通りも多かったですね。結構あっという間に通り過ぎました。
結局は、海岸通りで「ソバ」を写せませんでしたねぇ。
午後になってちょっと用事に戻り、例年通り、午後3時過ぎに尾道東部:久保、長江辺りに伺ってみることにしました。
こちらは、海岸通りと比べて狭めの道を練り歩きます。人出は多いですけど。
こちらでようやく、「ソバ」を写すことができました! 大蛇です。
お祭りって、不思議ですね。
満員電車などの混雑の中に入ると、頭がどんよりしてくるのですが、お祭りだと全くそのようなことはなく、むしろ浮き浮きとした感じになります。やはり、繰り出している人々の気が違うからですね。
お祭りって、人々のプリミティブ(原初的)な部分に働きかけるというか、身体に働きかけるように思います。
さて、11月1,2,3日に行われるベッチャー祭りが終ると、「あ~、もうすぐ冬だなぁ」と感じます。
そして、2月10日頃に行われる三原市の神明市が終ると、「やっと冬が終わるなぁ」と感じます。
季節感を感じられるお祭りっていいものですね!