「お金の心配・不安」を手放す(なくす)ために。 -国民年金が優れているという、これだけの理由! 【国民年金と個人年金を比較して】-
時折、国民年金は破綻するかもしれない、若い世代は掛け損だから支払わない、等の報道を目にしますね。
国民年金は当てにならないので、個人で年金を積み立てよう、とも。
けれども。
少子化、高齢化、デフレなどで財政的に苦しい状況ですが・・・
国民年金って、加入した方が良い、とても優れた制度なのです!
個人年金を行う前に、国民年金に加入した方が良いのです。
今回は、個人で年金を積み立てる場合と比較してみて、国民年金の優れた点について書いてみます。
国民年金の優れた点は、次の点です。
年金支払い用財源の半分は、国庫(税)で賄われています。
個人年金の場合、当人が支払った掛金が原資なので、運用で利益を出さない限り、支払った以上の受給は難しいのです。それどころか、運営会社の管理料・手数料・経費などが引かれるのです。
会社として損失を避けなければならないため、どうしても保険料は高めになるのです。
「純保険料」+「付加保険料(運営経費)」=「保険料」+「運用利益」
というイメージとなっていますので、国民年金と比べると、得とは言えないでしょうね。
※ただ、個人年金でも【所得控除】ができるため、普通の貯金と比べるとメリットが大きいです。こちらについては別のブログで書かせて頂きます。
一方、国民年金には半分ほど税が入っているため、国民年金掛金支払いの免除申請をしても、通常の半分の額の年金がもらえたりします。
そういった意味では、お得感が強いのです。
というより、逆に言うと、年金掛金支払期間が短かったり、未申請未払い・滞納などの場合、「税金だけ払っているけど年金を受け取れない」状態になるのです。
年金を終身で(=生涯)受け取れます。
これって、貯蓄などと比べたときの大きなメリットだと思います。
というのが、貯蓄の場合、いくら貯めたら良いか決められないからです。
だって、いつまで生きるか分かりませんから。
平均寿命×年間支出額などで計算していると・・・極めて大まかに言うと、半分の方は平均寿命より長く生きるはずですから、半分の方はお金が無くなる計算になります。
世知辛い話ですね。
お金よりも、周りの人々との繋がりなどの方が大切だと思いますが、ここでは一応、金銭面のお話をさせて頂きます。
こんな時、終身(=生涯に渡って)支給される年金が強いのです。
念のために言うと、貯蓄自体を否定していません。
最初に公的年金と考えた方が良いのではないか、ということです。
そのうえで、終身の個人年金、確定拠出年金、貯蓄などを考えていくと良いのではないでしょうか。
物価スライドという仕組みがあります。
インフレで物価が上昇しても、物価に連動して年金額が上がる仕組みになっています。
まあ、確定拠出年金制度では、自分で運用した方が国民年金よりも得だったという事態が起き得ます。
また、国民年金については、将来的にさらに資金繰りが苦しくなり、支給年齢繰り上げや支給額の切り下げなどは十分に起き得ると思います。
けれども、
公的なセーフティネットとして税までも投入し、物価上昇などにも対応した、終身で年金をもらえる、
まずは【国民年金】を、第一のセーフティネット(年金保険)として考えるのが良いのではないでしょうか。
詳細については、こちら(日本年金機構)が参考になると思います。
【重要】
この内容は、2017年5月時点のものです。ご覧になられた方は、この情報を元に、「必ず」リンク先の日本年金機構などの最新の情報に当たってみてください。
また、情報については正確なものとなるよう留意していますが、万一間違っていたらご容赦ください。(その意味でも、必ず、制度等を制定している政府・団体の情報をご覧ください!)
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