【放送大学】で《心理学》を学んでみよう! -放送大学での「おすすめ」の【授業】をご紹介します!-
先日書かせて頂いたように、放送大学で心理学を学んできました。
今回はその中で、面白いなぁ、興味深いなぁ、おすすめしたいと思った授業についてご紹介します。
【認知行動療法】
心理学を本格的に学んでみて、一番イメージが変わった科目です。
アメリカを中心とした自己啓発本・自己啓発法は、この認知行動療法の影響を大きく受けているというか、エッセンスを取り込んでいるな、と感じます。
自己啓発に限らず、宗教、哲学などでも、
認知の仕方・枠組みを変える、すなわち「外部の対象を知覚し、解釈・判断する《仕方・枠組みを変える》こと」を重要視していますので、この辺りを体系的に学べたことが大きな収穫でした。
認知行動療法で扱われる範囲は広いので、今後もっと学びたいな、と思っています。
【社会心理学】
社会心理学で扱う範囲も広いため、一体どういう構成になっているのだろう?などと思いながら受講してみました。
その内容は、結構意外だったというか・・・
各回で、社会心理学関係の本を取上げ、解説されているのです。
そしてこの内容が興味深かったのですよ!
例えば。
ミルグラムの「服従の心理」や、フェスティンガーの「認知的不協和理論」等の結構有名なトピックスが取上げられていますし、
私自身印象的だったのが、ゴスリングの「スヌープ!」やペネベーカーの「オープニングアップ」です。
13例ものトピックスが取り上げられており、その中で興味を持ったものは、著者の本まで読んでみると良いです。
私は5冊読み、その一部をブログでも取り上げさせて頂きました。こちらとこちらとこちらです。
【認知神経科学】
心理学の入門書で、時々「脳の断面図」が掲載されていたりしますよね。
心理学を全く初めて学ぶ人が、いきなり脳の断面図だとか、神経の仕組みの図などを見ると、意外なイメージを持ったり、敷居の高さを感じたりするかもしれません。
私自身、学生時代に初めて心理学に触れたとき、あまりに生物学寄りの記述が多いことに、「え~、カウンセリングとか、人の深層心理を教えてくれたりしないの?」などと思いました・・・
けれども。
私の場合、認知行動療法や錯覚の科学などを学ぶことで、科学的なアプローチにも興味が出てきて、面白く学ぶことができました。
特に近年、このジャンルは、fMRIの発展により解明できることが増えてきたり、セロトニン、ドーパミンなど脳内神経伝達物質の研究も進んでいるので、興味深く学べました。
【心理臨床とイメージ】
ユングの分析心理学系の科目と言えますね。
イメージを用いた心理療法について、よく分かりますよ!
心理学の入門書でおなじみのバウムテスト(樹木を描いてみる)はじめ、風景構成法、箱庭療法、コラージュ、夢分析、アクティブイマジネーションなど、具体的な臨床での方法を学べ、たいへんに興味深かったです。
【心理学実験】
大学ならではの授業ではないでしょうか。
心理学上の有名な現象、例えば錯視、ストループ効果などの現象を、受講者同士でペアになったり、2グループに分かれて実際に実験してみるのです。
実験した結果をレポートにまとめて提出するのですが、結構量が多いです。1回の授業で3つの実験を行いますので、3つのレポートを提出することとなるのです。
面接授業ということで、実際に放送大学を受講している人に会えて刺激をもらえます。
そして、統計学をしっかりと学んでおいた方が良いことを実感します。
まだまだおすすめの科目はありますが・・・
今回は5つ取り上げさせて頂きました。
いかがでしょうか?
放送大学で学ばれる方は、ぜひ受講を検討してみてください!
放送大学の心理学について調べているので、とても参考になりました!
ツイッターをフォローさせていただこうとしたのですが、リンクから見つけられず…
もし良かったらツイッターネーム教えていただけたら嬉しいです
返信が大変に遅くなり、申し訳ありません!
放送大学の記事が参考になった、とのこと、大変にうれしく思います。
放送大学の授業って、多岐に渡っていて面白いので、ぜひ、いろいろと受けてみてください!
それから。
ツイッターについては、結構長い間、更新していない状態ですが、、、ブログ記事の上部にあるハトのようなマークをクリックするとリンクできるのではないかと思います。
よろしければ、クリックしてみてください。よろしくお願いします。