働く女性のリアル・葛藤・大切なものを描く! -働きマン、東京タラレバ娘-
今回は、働く女性が主人公のおすすめ漫画2篇をご紹介します。
まずは「働きマン」です。
テレビドラマにもなったので、有名ですよね。
このマンガの主人公:松方弘子は、週刊JIDAI編集部の編集者です。
その働きぶりには凄まじいものがありますね。徹夜あり、連日フロに入らないこともあり、恋人とのすれ違いあり、古い言葉で言うと、いわゆるモーレツ社員です。
ときにその忙しさに疑問を持ちながらも、良い仕事をすることを生きがいとして働く、一女性のリアルが描かれているように思います。
2004年から2008年まで連載されていたマンガなので、今だとブラック企業として散々に言われそうな働きぶりですけど・・・
仕事が人生の大部分となる、仕事のためプライベートが犠牲になる、仕事で成果を上げることこそが生きがいでありやりがいであるという点は、戦後日本の会社員の典型的な姿なのだろうと思いますし、私自身にもそんな経験があります。
ワークライフバランスを強調する今の会社員生活の中にも、ある程度、そのような雰囲気は残っているような気もします。
このマンガでは、主人公の職場の様子、主人公たちの心情・葛藤などを通して、働くことの厳しさ、醍醐味、一方で大切なものは何か、などいろいろなことを考えさせてくれるように思います。
※ちなみに、このマンガは今、休載中という形になっているのですかね。その頃、体調を崩されたような話をお聞きしたような気がします。
次にご紹介するのは、「東京タラレバ娘」です。
この漫画は、高校卒業後に上京した3人の女性が主人公です。
あのとき〇〇だっ「たら」とか、△△してい「れば」など、タラレバの理想を持ち続け、何かあるたびに3人集まって女子会を繰り返す日々を送っているうちに、気づけば33歳となった独身女性たちが、
モデルの青年、人気バンドのギタリスト、制作会社のディレクターなどとの出会い、ふれあい、様々な葛藤を抱く様を、ときにコミカルに、ときにシリアスに描かれています。
こちらもテレビドラマ化されたヒット作品なのでご存知の方も多いかと思います。漫画の方も楽しめますよ!
さて、これら2作品は、いずれも社会に出てバリバリに働く、いわゆるキャリアウーマンが主人公の漫画です。
いずれの作品も、社会で活躍するがゆえ、忘れられてしまっていたり、脇に追いやられてしまっている大切なものを、ときに思い起こす姿に、多くの人の共感を得ているように思います。
働きマンでは、ときに寝食を忘れてモーレツに働いていることで、置き去りにされている恋人や家族との大切な時間やつながりなどが、一つのテーマです。
東京タラレバ娘では、男性の経済力・社会的ステータス、流行、常識、他人の目などに翻弄され、自分の本当の気持ちに向き合えていないことを、タラとレバーの幻覚が主人公に教えてくれたりします。
現代社会において隅に追いやられ勝ちだけど大切なもの、自分の本当の気持ちとか価値観があるのかも知れない、という感性は、とても健全なものだと思います。
これら漫画は、たまたま30歳くらいの女性が主人公となっていますけど、もっと年上の人、年下の人、そして男性も、現れる形こそ違えども、同じような葛藤を内面に抱えているのではないかと思います。
同年代の女性だけでなく、あらゆる人が読んでみると良い、面白い漫画だと思います。
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