「お金の心配・不安」を手放す(なくす)ために。 -不足する国民年金の受取り額を、お得に、少しでも補充する方法の一つ「付加年金」ってご存知ですか?-
2017年5月現在、20歳から60歳になるまでの40年間(=全期間)国民年金保険料を納めたら、65歳から毎年受け取れる老齢基礎年金の額は、779,300円です。
月に換算すると、65,000円弱ですね。
自営業者などの国民年金加入者の方は、基本的にこの年金額がすべてとなります。
そして、この金額では少々足りない、という声がありますね。
そこで今回は、国民年金の受取額を増やす方法の一つ:付加年金について書いてみます。
付加年金:この制度は、受取年金額は少な目ながら、お得な制度です。
すなわち、
毎月の国民年金の保険料を400円ずつ上乗せして払うことで、
65歳以降、「付加年金を払った月数×200円」を毎年増額して受け取れる制度です。
具体的に計算してみましょう。
付加保険料を10年間払ったとします。
支払総額は、120ヶ月×400円=48,000円です。
付加される受取額は、毎年:120ヶ月×200円=24,000円です。
毎年24,000円分増額して年金を受け取れるのです。
2年間年金を受け取ると〔増額分は48,000円〕となり、受取った額(増額分)=支払総額=元が取れることとなります。
3年目以降は、〔受取額(増額分)>支払総額〕となり【お得】ということですね。
40年フルに付加年金を支払った場合も考えてみましょう。
支払総額は、480ヶ月×400円=192,000円。
付加される受取額は、毎年:480ヶ月×200円=96,000円。
2年で元が取れるのは変わらず、
1年間の受取年金総額は779,300円→875,300円で、
月額で約65,000円→約73,000円受け取れるようになるのです。
まあ、難点としては、受取り増加額が小さいということですね。
これについては別記事でご紹介する「個人型確定拠出年金」や「小規模企業共済(個人事業主向け)」などで補完していく必要があります。
更にもう一点、付加年金は国民年金基金との併用ができないという点も注意が必要です。
このような感じで難点・注意点もあるのですが・・・
国民年金加入者は一考の余地がある制度だと思います。
詳細については、こちら(日本年金機構)が参考になると思います。
【重要】
この内容は、2017年5月時点のものです。ご覧になられた方は、この情報を元に、「必ず」リンク先の日本年金機構などの最新の情報に当たってみてください。
また、情報については正確なものとなるよう留意していますが、万一間違っていたらご容赦ください。(その意味でも、必ず、制度等を制定している政府・団体の情報をご覧ください!)
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