「お金の心配・不安」を手放す(なくす)ために。 -FPの基本に加えて【資産運用法】についても分かる!お得な本【老後貧乏】のご紹介。-
「老後貧乏」にならないためのお金の法則
なかなかにセンセーショナルなタイトルですね。
著者曰く、現在から近未来にかけて、
さらなる長寿化×年金の実質減額×インフレ×金利の抑圧=老後貧乏
という怖い方程式が成立してしまう可能性がある、とのことです。
個人的には、「インフレ」については疑問が無きにしもあらず、ですけど・・・それを差し引いても、先の見えにくい時代に備えて知識を付け準備をすることが大切だと思います。
さあ、その対策は?
ということで著者が提案しているのが、
①リスクを抑えながらの、インフレに負けない資産運用
②年金増額の工夫や、配偶者が働くことによる収入増
③公的医療保険など社会保障制度の徹底活用
④保険や住宅ローンの見直しなど支出の削減
を総合的に実施するということです。
このような内容について書くと、どうしても難しくなり勝ちなのですが、
この本「老後貧乏にならないためのお金の法則」では、大学生とその先輩の会話形式を採用することで、かなり読みやすくなっています。
と言いながらも、内容的には結構高度だと思いました。
そしてブログタイトルで書かせて頂いたとおり、広範囲の内容について言及されています。
例えば、
本書の前半では「投資」について書かれています。
投機ではなく投資をすること、しかも長期・分散・積立て・低コストの資産運用が大切なことを、数字などを用いながら丁寧に説明されているのです。
おすすめの商品とか、手を出してはいけない商品などにも言及されています。
※私見ですが、株、債券などへの投資は、基本的に「市場は成長している」という過去の実績に基いて理論構築されています。先行き不透明な中、リーマンショック級の事態が過去に比べて高頻度で起きないとも限りません。本書で書かれている以上に、元本保証型の商品の比率を高める、投資以外のものも確保するなど、堅実な運用をすることが大切だと思います。
そして、投資の章の次には、
・不足気味とも言われる年金を増額するための数々の方法についての紹介
・公的制度を知ることで、抑えることができる出費の話
・持ち家が良いのか/賃貸が良いのか、という悩ましい問題についての考え方
・近年特にクローズアップされている相続/贈与に関する話
などについて、奇抜な発想などでなく、まさにFP(ファイナンシャル・プランニング)的にオーソドックスな考え方で、ポイントをしっかり押さえながら解説されていると思います。
情報数が多いため、読まれた方の参考になる情報がきっとある、そんな本だと思います。
☆お金について知ることで、お金の心配・不安を減らし、【普段はお金のことを忘れられる】といいな!と思い、ブログを書かせて頂いています。
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