仏教3.0というコンセプト -アップデートする仏教、青空としてのわたし、一法庵体験-
たまたま本屋を歩いていて見つけたのが、山下良道さんと
藤田一照さんの本「アップデートする仏教」という本でした。
この本の内容を簡単に説明すると、
日本の仏教(曹洞宗)とテーラワーダ仏教(上座部仏教)の両方の
修業を行ってきた著者達が、これらを総合した「仏教3.0」を
提唱し実行されている、というものです。
日本の仏教(曹洞宗)も、テーラワーダ仏教(上座部仏教)も止めることなく
「総合する」 という点がポイントで、この点から「差し替え」ではなく
「アップデート(更新、追加、修正)する」となったということですね。
「日々、あれやこれやと考えている思い(シンキング・マインド)」が
煩悩などを消そうとするから無理がある。シンキング・マインドではない
「青空」が煩悩を見つめることが大切ではないか、ということに気づき、
このためのメソッドを開発、普及活動をされています。
さらに言うと。
上記の本は対談本となっているため、
著者たちの経歴や思いなどについてよくわかりますが、
上記の理論面などをさらに深く知りたい場合は、
さらに山下良道さんの本「青空としてのわたし」を読むといいかなと思います。
山下良道さんの修行過程、上記理論などがより詳しく述べられています。
理論面はここで紹介しましたが、
そのメソッドまで紹介するのはどうかと思いますので、ここまでとします。
さて。
私は以前、山下良道さんが主宰する「一法庵」での
土曜早朝座禅会にも参加させて頂いたことがあります。
山下さんのホームページはこちらで、さらにはFaceBookにも
いろいろと情報を掲載されているようです。
また座禅会の最中の雑談時間中に、パソコンを取り出されて
写真をお見せになるなど、現代のお坊さんだな、と思いました。
朝、7:20までに鎌倉の稲村ケ崎に集合し、
海岸、一法庵の中でじっくりと座禅を行います。
座るだけでなく、歩いたり、立ったままの禅も行います。
そして身体の感覚をつけるため、朝の座禅会だけでなく、
ヨーガにも参加されるよう、山下良道さんは推奨されていました。
こちらは、稲村ケ崎の景色です。
あまり良い写真でなくてすみません。
片方を向くと山と町並み、もう片方が海、真ん中に鉄道が通っているという、
少しばかり尾道に通じる風景です。サーファーが結構いらっしゃいましたよ。
さて、土曜早朝座禅会では・・
合計で2時間くらい禅をしていましたでしょうか。
全面的に私が悪い(たるんでいた)のですが・・・
慣れていなくて足が痛くなったり、初めてなので周りの様子を
伺ったりで、ちょっと集中が足りなかったです・・
まだまだ1回目なので、2回目、3回目を行ってみたいですね。
すみません、中途半端なことを書いて。
まだまだ私が知らない、興味深い取組みがあるものです。
楽しいし、面白いですねぇ。