心理学を学ぶ -大学で学ぶ-

 

昨日の続きです。

 

産業カウンセリングでは、ロジャースの理論を基礎としたカウンセリングの知識習得と実習を行ったこと、および座学で臨床心理学を中心とした知識習得をしました。

その他、個人的に興味を持っていたユング、フロイト、ウィルバーなどは、個人的に本を読んでいました。

 

これらが、8~9年位前の時点の、私が学んできた心理学スキルでした。

 

さて、産業カウンセリングを学んだあと、しばらく本を読む程度だったのですが、徐々に「体系的に心理学の学びをしたい」という思いが強くなってきました。

 

ご存じのように、心理学の分野は、臨床心理学以外にも、幅広いです。それゆえ、まずは体系的学習ということで基礎心理学を、大学において学びました。

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なぜ大学で学んだかというと。

 

私自身、以前より本を読んで独学していたのですが、どこかで独善的部分があったり、勘違いしている部分があるような気がしていました。そんな折教授たちの、(私よりも)偏りのない知見を拝聴することで、正確かつ体系的に心理学を理解したいな、と考えたからです。

これが、基礎心理学のシラバス(学習計画書:ただし、抜粋)です。

途中に少し行が空いているのは、前期・後期で分けてあるからです。

・生理・脳科学
・知覚
・認知
・言語
・知能
・記憶・学習
・こころの進化
・比較認知科学

・社会
・発達
・人格
・感情
・臨床
・精神医学
・会話情報学

 

知覚や認知の仕組み、短期記憶・長期記憶について、錯覚の科学、社会の心理学、人格の分析、医学的な知見など、たいへんに興味深い内容でした。そしてもちろん、ユング、フロイトなどの無意識層を扱う心理学や脳科学の分野は特に興味深かったです。

 心理学と言えば、臨床心理学に人気が集中しがちですが、「臨床心理学に携わるような際にも、幅広く学んでいる方が、確実に奥行きが増す」と思いました。

そして、大学で学ぶということで「試験を受けたのも、知識を深く身につけるうえ良かった」と感じます。本を読むよりは確実に深く理解できました。(ちなみに、本を読むということでも、深く内容理解する方法はあると思います。輪読、読書会など皆で読んで意見を交わしあうことや、一人で読む場合でも内容をまとめることで、より深く身に付くと思います。

 

基礎心理学は、心理学研究の第一歩といったところです。

さらに心理学への興味がわいてきました。

 

 

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