ワイス博士が偶然に遭遇した興味深い事実 -前世療法-
先日「イントゥ・ザ・ライト」スペシャルセミナーに参加した際、
ブライアン・ワイス博士の「前世療法」という本が話題になりました。
この本は、古典(?)的な本として有名ですが、今まで読んだことはありませんでした・・・
が・・・遅まきながら、この本を読んでみました。
この本の著者のワイス博士は精神科医です。
ワイス博士は、ある時、キャサリンという女性の診察をしました。
当初は通常通りの療法を試みたのですが、全く良くなりません。
そこで、博士は催眠療法を施してみました。
そして、催眠療法により彼女の4歳頃のつらい体験に行き当たることができ、
過去の経験上、博士は彼女の治療が完了したと確信しました。
ところが、それでも彼女は不安、恐怖感の症状から脱することができません。
困った博士は「あなたの症状の原因となった出来事まで戻ってください」と言いました。
すると、彼女は紀元前1800年頃の別の生の体験等(複数の生)を語りだしたのです!
そのような別の生を追体験することで彼女は、
ずっと恐れていた「水」にまつわる体験をすることで
結果、現在の人生において、水にまつわる恐怖が無くなってしまったのです!
その後、次々と別の生を追体験することで、彼女はすっかりと治っていきました。
さらには、彼女の人生と人生の間(中間生)で、マスターと呼ばれる存在からの
示唆に富んだメッセージを受ける、という体験もします。
何とそのメッセージの内容は、彼女に向けてのものではなく、
博士に向けてのものだったのです!
彼女の別の生の話、彼女が治癒していく過程、
マスターからの深遠な話など、確かに興味深い内容でした。
この書籍が出版された1980年代、
このような内容を公開した博士の勇気にも感銘を受けました。
ただ、一点だけ、気になる点があります。
この本の中では、カルマは罪に対する罰である、
カルマは必ず摘み取らないといけない、など
少し恐怖感を覚える内容が語られています。
確かに、昔の書籍では、カルマは摘み取るべき恐ろしいもの
のように語られることが多かったように思いますし、
私も「怖いものだなぁ、何とかカルマ解消しなくては」と
思った記憶があります。
今、ヘミシンクをはじめ、地球生命系を超えた思想というのでしょうか、
現代の、より広い視点からは、カルマはそんなに恐ろしいものとして
語られていないような気がします。
ヘミシンクでも、無条件の純粋な愛、による地球生命系からの卒業が語られています。
この辺りは、もう少し自身でも研究、体験を進めていきたいところなのですが・・・
この本を読んでみても、カルマを摘み取ることについて
あまりに恐れたりすることは無いのでは、と思います。
そういった気になる点はありますが、それでもこの「前世療法」という書籍は
ヘミシンクによる過去世探索などの意義を語る上でも
素晴らしく示唆に富んだ書籍の一つだと思います。