【フロー体験】という、日々の「活動時」の理想的な状態を体現すること。

かなり前になりますが、チクセント・ミハイ「フロー体験」に関する本を読み、かなりのインパクトを受けました。

では、フロー体験とは?

フロー体験とは、豊かな至福の感情が溢れる活動の経験。

ほんとうに好きな活動に時を費やしている人々は、フロー状態に、つまり活動に深く没入しているので、他の何ものも(死や病や貧困さえ)問題とならなくなる状態。

その活動や経験それ自体が非常に愉しいので、純粋にそれをすることのために多くの時間や労力を費やすような状態に入り込んでいる、自己目的的=目的が自分の中にある状況。

古東哲明「瞬間を生きる哲学」 より

チクセント・ミハイの本からの引用でなくて恐縮ですが・・わかりやすかったので。。。引用しました。

フロー体験を具体的に言えば、「子どものころ無心に遊んだ体験」や「勉強や読書をしていて、あたかも本(教科書)と自身が一体となり能率よく学びが進んだ体験」あるいは「職人さんが一心に仕事に打ち込んでいて時間が止まったような感覚」など、結構な数の方が体験したことがあると思われる感覚です。

もう一つ例を挙げると、CDを開発した頃のソニーがこんな感じだったそうです。当時、かなりハードルの高いミッションだったにも関わらず、まるで取り憑かれたが如く皆が開発に傾注したことで、あのような革命的な商品が開発できたのです。

当時のソニーは、ウォークマン、NEWSワークステーションなど先鋭的な商品を次々と発表していましたから、会社そのものの雰囲気がフロー状態だったのでしょうね。

多分、今でも探せば、そのようなフロー経営的企業はあると思います。

また、会社全体とは言わないまでも、個人が毎日の仕事をフロー状態で行なえるようになれば、心より愉しく、また成果も上がると思います。

仕事を行うときの、ひとつの理想形ではないでしょうか。

今回は、会社・仕事の視点で語ってきましたが、日々の生活でも、フローになれる機会が多いと素晴らしいですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA