健康のためには【体温を低下させない】ことが大切です。

体温が下がると免疫力が低下する、との話を聞かれたことがありませんか?

多くの医師が主張されているので、恐らく医学的にも定説に近いのではないでしょうか。

何でも、この50年間で、日本人の平均的な体温は 0.7℃くらい下がったのだそうです。

体温が 1℃下がると免疫力が 30%下がり、エネルギー代謝は 12%下がると言われているので、0.7℃の体温低下でもかなり免疫力とエネルギー代謝が下がるのではないでしょうか(0.7℃低下した場合の低下率のデータは探せませんでした。すみません)。

ではなぜ、日本人の平均体温が低下したのでしょうか。

次の原因が考えられます。

A) 運動不足

生活が劇的に便利になり身体を動かさなくなったことで、筋肉量が減ったためです。体温の 40%くらいは筋肉から生まれるとのデータもあるくらいで、筋肉が減ることが体温低下の大きな要因となります。

B) 食生活の変化

身体を冷やす食事です。最近は冬場でもアイスクリームを食べている人がいたり、通年で冷たい飲み物を大量に飲んでいたりしますよね。食べ過ぎが良くない、との説もあります。

C) 環境の変化

最近は、真夏の方が身体が冷えている人が多いくらいだ、と聞いたことがあります。真夏にクーラーがよく効いた部屋でずっと居れば、身体は冷えますね。快適なのですが、ちょっと行き過ぎなのかも知れません。

身体が冷えて免疫力が低下すると、病気になりやすく、またアレルギー症状も現れやすいと言います。

たしかに私も、寒いところに長くいて、身体が冷えたなぁと思っていたら、その後鼻の調子が悪くなったことが何度かあります。

さて、低体温の身体をどうやって温めるのが良いのか?

いくつかの方法があります。

1.運動

筋肉を動かすことです。とくに歩くことが推奨されています。1日1万歩くらいを目標にしようとか、1日30分歩こう、と言われています。

ただ、毎日30分必ず歩くのはなかなか高いハードルのようにも思えますね。とくに普段、運動不足気味の私のような者には。

その場合、まず補填的な運動として、スクワット、もも上げ、かかと落としなど下半身を中心とした運動を行うと良いです。

次に。

視点を変えて、「運動の習慣化」との観点で考えてみて。

日常生活の中に、ふつうに運動を組み込むことが良いです。例えば、通勤に電車を使っている人が一つ前の駅で降りて歩く、自動車通勤の人は遠目の駐車場に停めるなど、敢えてそうしないと勤務できない状態をつくるのです。

さらには。

草野球チームに入る、サイクリングや山登りのサークルに入るなど、楽しい趣味であり、かつ他の人が絡むようなことを始めれば、(他の人に迷惑をかけられないという、ある程度の強制力が働くので)習慣化しやすいでしょうね。

2.入浴

やはり、シャワーではなく、しっかりと湯船に浸かることが大切です。個人差があり、何℃の湯とは言いにくいため、「自身が気持ち良い」と感じる温度で 10分くらい浸かると良いようです。

私も、ちょうど良いなぁと思うくらい(=熱いと感じない)の湯に、全身浴と下半身浴を交互にしながら、 10~20分浸かっています。夏場だと 3分くらいですけどね。必ず湯船に浸かっています。

3.体を冷やす食品を、できるだけ摂らない

冬場はもちろんのこと、夏場でも室内だとクーラーが効いていて、案外に身体は冷えているので、温かい食品(とくに飲み物)を摂ると良いです。

また、身体を温める陽性の食品を摂るようにすると良いです。

陽性の食品とは、黒砂糖、根菜類、海藻、玄米、黒パン、塩、味噌、醤油、赤身の魚・肉などです。

逆に、身体を冷やす陰性の食品は、白砂糖、葉野菜、白米、白パン、酢、マヨネーズ、白身=脂身の魚・肉などです。

さらには。

これらを日常生活で取り入れることが前提ですが。

定期的に身体を効果的に温めることのできる海水温熱に行くこともおすすめです!

こちらについてはまた、別ブログで書かせて頂きます。

以上、簡略に書かせて頂きました。

より詳しくは、ネットで「身体を温める 免疫力」などの語で検索したり、石原結實医師の書籍などを参考にされると良いと思います。

ご参考になれば幸いです。

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