今こそ、あの岡本太郎さんの強い「ことば」を噛みしめてみたいですね!

 

大阪万博での太陽の塔「芸術は爆発だ!」との名言を生み出した、あの岡本太郎さんは、「自分の中に毒を持て」などのインパクトの強い本を出版されています。

CMやテレビ番組をご記憶の方は、あの眼をカッと見開きながらの「爆発だ!」という話し方・様相に、もしかしたら超変わり者だと思われるかもしれません。

まあ確かに、世間一般から見たら、変わった人生・発言をされていたと思いますけど・・・

この本などで主張されていることって、極めて真っ当だしインパクトがあるし、強いことばであり、強い内容なのです。

私がこの本を最初に読んだのは、文庫化されて出版されたときでしょうか。強い印象を受けました。

最近改めて読んでみて、当時はスルーしていたような内容、会社員→自営業者と経てきて自分自身が初めて腑に落ちてきた内容が、そこにはありました。

そこで今回は、いくつか印象的なことばを抜粋させて頂きます。

人生は、積みへらすべきだと思う。

財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。

過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなってしまう。

人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命をひらくのだ。それには、心身とも無一物、無条件でなければならない。

捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。

これは、本書の序盤の方に書かれていることばです。このことばこそが、私がここ10年くらいでようやく実感するようになったことばです。

人って、財産、モノに限らず、周りの環境からのしがらみ・制約や、偏見や常識や慣習などに囲まれて生きています。そしてそれらは、年々蓄積していき、気づけばがんじがらめになっていたりします。

たとえ、岡本太郎さんほど無条件とはいかなくとも・・人生で不要なモノ・環境を見極め、積み減らしていくことって、年齢を重ねれば重ねるほど大切になっていくように思います。一番のミッションではないかとさえ、思います。

 

さらには、こちらも素晴らしいことばです。

仮に親の顔色をうかがって就職し、安定を選ぶとしようか。

が、それが青年自身の人生なのだろうか。「俺は生きた!」といえる人生になるだろうか。

そうじゃないだろう。親の人生をなぞるだけになってしまう。

自分自身の生きるスジはだれにも渡してはならないんだ。この気持ちを貫くべきだと思う。

そう思います!

親に限らず、学校の先生、親戚、友人など、周りの人々の意見は、もちろん役に立つことも多々あります。

けれども。

それに盲従することは、ある意味、親の人生、周りの人々の人生をなぞる生き方になる=自分の人生を生きたというにはちょっと寂しい人生なのかも知れません。

これは、特にこれから進路を考える人は意識しておく必要があるのではないでしょうか。

年齢を重ねて振り返ってみて、「自分の人生を生きた!後悔は少ない!」と思えるかどうか・・・

ただ、「そうは言っても、何をすればいいのか分からない」という話もあると思います。

これに対して岡本太郎さんは、

つまらないものでも、自分が情熱をかけて打ち込めば、それが生きがいだ。

何か、これと思ったらまず、他人の目を気にしないことだ。自分の目も。

何をすればよいのか。それがわからない。それがごく一般的なのだ。

では、どうしたらいいのか。

まず、どんなことでもいいから、ちょっとでも情熱を感じること、惹かれることを無条件にやってみるしかない。情熱から生きがいがわき起こってくるんだ。情熱というものは無条件なんだ。

ただ周りの人々に反発し逆らうだけではなく、「まずは動いてみる」ということですね。最初の一歩を踏み出すことって、「ゼロをイチにすること」で、極めて大きな一歩なのです。とてつもないきっかけであり進歩なのです。

さらには。

最近小耳にはさんだ話として、「今すぐ熱中できるものを、焦りながらも探している」という若者も多いと聞いたことがあります。恐らく、「学生時代など、早いうちに探してしまわなくては間に合わない!」というニュアンスの話なのだろうと思います。

これに対して岡本太郎さんは、

無条件に生きれば、何かが見つかる。

だが、必ず見つけようとガンバル必要もない。(中略)

軽く素直に動けばよい。

さしあたり惹かれるものがなかったら、本を読むのもいい。本は自分自身との対話だ。

(本の種類については)ほんとうに新しい自身の人生観がひらくような本がいい。

と言われていますね。

う~ん、これも同意ですね。

以前のブログで私は、親戚の子が「22歳で人生が決まってしまう」と話していたことに驚いた話を書かせて頂きましたが・・・別に22歳がリミットではないし、やりたいことって時とともに変わることも十分にありますので、焦り過ぎず探してみるのが大切だと思います。

そもそも20歳くらいの世界観って、それまでに触れてきた世界を元にしているわけで、家庭、学校、メディアの世界観に色濃く影響を受けていますから。

社会に出たり、本を読む(それも、自分の世界とは異なった分野のもの)ことで大きく世界観が変わり得るのです。

岡本太郎さんも言われているように、一番やりたいことまでは行かなくても、「ん、なにか面白そう」くらいのことがあればやってみる、何となく面白そうな会社に入ってみるのも一案だと思います。

ちなみに、岡本太郎さんも、若い頃は迷い続けていたようです。パリ留学中、25歳のとき、本人曰く「危険な方の道を選ぶ=瞬間瞬間を全力で生き切ること」を決意されたのです。以後、日本社会の慣習、常識、そしてもちろん既存の芸術にも果敢に挑み続けて行かれたのです。

 

さて、上記岡本太郎さんの本「自分の中に毒を持て」では、この他にもいろいろと強くて共感できることばがあります。

今一度、岡本太郎さんの本を紐解くことで、そのことばに気づきを得ることが多々ありました。

ご興味を持たれた方は、読んでみられるのはいかがでしょうか。

 

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