自分を変える「3つの方法」のお話です。

 

あの大前研一さんが著書の中で、

「自分を変えるには、3つの簡単な方法がある」と仰っています。

それは。

1.時間配分を変えること
2.住む場所を変えること
3.付き合う人を変えること

の3つです。

仰るとおりだと思います。

今回は私自身の体験も振り返りながら、それらについて語らせて頂きたいと思います。

 

一つ目「時間配分を変えること」については、「習慣を変えること」とも言えますね。

やりたくないけどついついやっていた習慣を止め、新しい習慣を身に付ける。日々の習慣こそが自分自身とも言えますので、「新しい習慣を身に付けることで、新たな自分になる」とも言えると思います。

大前さんが具体例で挙げられているのは、「世界経済の動向をもっとつかめるようになっていたい」というものです。このためには、「2.住む場所を変える」ことが有効でしょうけど、別に海外まで行かなくても、毎日欠かさずNHK BS1の朝4時~7時までのワールドニュースを見るだけで効果的だと仰っています。

ビジネスマンならではの要望と対策ですねぇ。ニュースを見た後、考えることも大切でしょうね。また、早起きがつらい人は、もちろん録画して見ても良いです。

私の場合だと、会社員時代に土日を利用して、産業カウンセラー養成講座とかヘミシンクセミナーに参加したことが大きかったですね。単発的ではなく、連続して参加することで、参加者同士の関係性が育まれることがポイントです。

生臭い話、お金を払っているので半ば強制的に行く、という点もあったし、仲間ができたことで止めずに続けられました。気づくと、土日の使い方が有効になっていましたし、勉強グセがついたり、価値観が変わる大きなきっかけになったように思います。

 

二つ目「住む場所を変えること」については、やはり「目線が変わり新しい発見がある」という点が大きいですね。副次的に、引っ越しにより「不要なものを捨てられる」点も大きいと思います。「所有物=自分」という側面がありますし。

大前さんは、引っ越しが難しければ、通勤ルートを変えることも良いと仰っています。

私自身は、引っ越しと言うより「事務所+自宅」とか、「大学(アパート)+自宅」というデュアルな生活を行った経験があります。確かに、、別の場所へ行くことにより大きく視点が変わり目新しさを感じましたね。

一番変わるのは、一方通行的に他所に移り住むこと、それも外国だったりすると良いのでしょうね。

まあ、と言いながらも、日々マンネリに陥っているならば、少しだけ視点を変えるだけでも大いに効果があると思います。

 

三つ目「付き合う人を変える」について、大前さんは、気の合わない人、外国人、違う業界の人、違う会社の人などと付き合うことで、自分には無い発想に出会える、刺激になると仰っています。

個人的には、気の合わない人といることは精神衛生上よろしくないので(安寧・安穏な心持ちであることを優先したいので)、あまりそういう機会は設けたくないなぁと思いますねぇ・・

地域活動など半ば強制的に違う環境(地域内の人なので、ある程度似たような発想をされますが、それでも家庭環境や職業が違うと、やはりかなり違う環境にいる人だと思います)に入り、自分とは異なった環境にある人と話すと、そもそも全く異なった言語体系、既存知識を持っていらっしゃるので、私の言うことが通じなかったり、相手の言われることが分からなかったり、多々刺激を受けますね。コミュニケーション力が鍛えられるように思います。

「付き合う人」については、大きく異なった環境にいる人と付き合うというよりも、「多様な人と付き合う」ということかな、と思います。それも、案外身の周りの人々と付き合うことでもかなり刺激となります。特に会社員をずっとしていると、家、会社がほぼ全ての世界になることがよくありますから、地域活動とかサークルなどに目を向けるだけでも変わると思います。

 

上記3つって、お互いの区分が結構あいまいです。

私が例として挙げさせて頂いた講座参加とかセミナー参加については、時間配分を変える(環境を変える)ことでもあるし、付き合う人を変える、ということでもあるし・・・

私の場合は、大前さんと少し切り口が違って、「新たなコミュニティに参加する」ということが、振り返ってみても、自分の目線、視野を変えてくれる方法だったかな、と感じます。

 

ここまで書いてきてお気づきのとおり、3つの方法のポイントは、「環境を変える」ということです。今までとは違ったリズム・環境を導入するということです。

心の中で「決意する」ことで「自分を変える」のは案外長続きしなかったりします。環境を変えることで、半ば強制的に変わるということです。

環境を大きく変えてやるぞ、と力みすぎると、行動に二の足を踏むこともありますので、身近なことから「気軽に」変えていくと良いのでしょうね。

 

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