映画の方は「漫画の一部だけ」だったりします。全部を読んでみたい!【風の谷のナウシカ】 -おすすめの漫画-

 

本日は、漫画版の【風の谷のナウシカ】をご紹介します。

 

風の谷のナウシカと言えば、もしかしたら映画の方が有名かもしれませんね。

とは言え、実は。

映画の方は、漫画でいえば2巻くらいまでの話がメインとなっており、しかも漫画と映画で内容が異なっていたりします。

今回は、漫画の【風の谷のナウシカ】についてご紹介したいと思います。

舞台は、文明を崩壊させた「火の7日間」と言われた最終戦争から、1000年経った世界のお話です。

有毒な菌類で侵された森:腐海、巨大な昆虫:蟲に覆われた世界となっており、徐々に人々が住む世界を侵食していっている世界です。そして、そのような状況にも関わらず、隣国同士の戦争が行なわれています。

そのような状況下、主人公である「風の谷」という小国の姫「ナウシカ」が縦横無尽に活躍する物語なのです・・・

映画では自然との共生を謳う側面が強めだった様に思いますが、

漫画では、人の奥底に潜む愚かしさ、誰にでもあるドロドロしたものだとか、虚無的な面など、「人」に焦点が当たっているように思います。

もちろん自然との共生を謳うような側面もありますし、多面的で様々な捉え方が可能です。

まあ実際、様々なテーマが盛り込まれているように思いますし、いちいちそれを決めつけて定義付ける必要はないと思いますので、様々な感想があって良いのでしょうね。

私の場合は、心理学的な興味を持っているので、上記のような心理面に焦点を当てた所感になり勝ちな傾向はありますね。

 

さらに、心理学的な側面で申し上げると。。。

宮崎駿氏の作品には、異形の怪物、異界などがよく登場します。森の中を探索する場面も結構出てきますね。風の谷のナウシカでもそうでしたし。

私には、宮崎駿氏が描く世界は、深層意識の世界であり、人間の意識の中に潜むシャドー、どす黒いものなどに焦点を当てて描かれているように感じます。

読者の方は、そのような深層心理的な面に共感して読むような側面があるのではないでしょうか。

 

物語は、結構紛らわしい名前の国、人物が登場するため、少し混乱したりしますが、本に綴じてある地図などを参照しながら読むとよく理解できるように思います。

特に映画を観られた方は、漫画と比較対照されてみるのも良いかと思います。

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