タモリさんの、達人的な【受け身芸】の秘密が分かるお話です。

 

タモリさんと言えば、長年「笑っていいとも」の司会を務められていました。

各コーナーを仕切る役目もあるのですが、あまり前に出られることは無く、特に「笑っていいとも」の後期には気配さえ消しているような感さえありました。

これはどういうことなのでしょう?

 

タモリさんは言います。

たとえば自分は四角の人間だとします。

昔はオレは四角だと、四角の芸だけやって帰ってた。ところがまわりをよく見ると、三角のヤツも六角の奴も同じテレビの中にいる。

すっと寄って行って、どこがオレの四角と辺が合うのか、どの角が接点があるのか、反発するのか。このあたり突っつけば相手はどう出るか。そして、バチッと合うとワーッと受ける。

田辺社長の言葉がヒントになりましたね。

さらには。

共演者は皆、できる人ばかりですからね。仕切りでも何でもやってもらわないと。俺の1コーナーのボケは2回まで。

どんな組織でも、社長が営業から広報までやるようじゃダメでしょ。全部自分でやらないで、下にやらせて楽をする。これが組織をデカくする近道。

誰か俺をモデルに会社経営法でも書かないかなと思うくらいです。《中略》理想の経営者に俺の名前を挙げない社会だから日本の経済はダメになるんですよ(笑)

さらには。有名な言葉で。

反省をしない。計画を立てない。終わったものは仕方ないで気にしない。力まない。強いて長寿の秘訣を言えば、これだね。

スタッフにはやる気が必要ですよ。でもタレントはなくて大丈夫。いや、やる気はない方がいい。《中略》流されなきゃできないですよ。毎日今日の反省とかして、あそこが悪かったから明日はこうしよう、なんてやっていたらこんなに何年も続かないでしょう。

 

日常の全ての場面で当てはまるとは思いませんが・・・ 確かにこのことは、長く物事を続ける上での秘訣の1つだと思います。

皆様にもご経験があると思いますが、健康法など何か新しいものを始めるとき、最初に力を入れ過ぎて無理しすぎて、そのうちに面白くなくなってきて止めてしまうことはよくあると思います。

長期間続けて習慣に組み込んで継続していくための秘訣は、力を入れすぎず、適度なパワーで適度な時間行うことが良いように思います。

大切ですね。

 

最後に。

タモリと戦後ニッポン (講談社現代新書)」という本には、この辺りのエピソードが満載で、面白く興味深く読めますよ!

 

☆タモリさんの様々なエピソードについて、ブログに書かせて頂いています。

 記事の一覧はこちらです!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA