あの「ナリワイをつくる」の伊藤洋志さん監修の「小商いのはじめかた」で、【シンプルで身の丈サイズの商い】についての考え方を身に付ける!

 

以前、私のブログでも紹介させて頂いた「ナリワイをつくる」の著者である伊藤洋志さんが監修する「小商いのはじめかた」をご紹介します。

 

小商い? 小商いって何? と思われるかもしれません。

 

小商いとは。

文字通り、少ない元手で行う商売なのですが、

身近で感じたこと、発見したことなどを元に、自らの手で仕事をつくり出し、生活を成り立たせるためのワザと言えるかと思います。

小さな規模で、お客様に直接モノやサービスを提供するため、

色々な人とつながり、自身のナリワイが直接お客様に役立つことを実感できる点が素晴らしいのではないでしょうか。

大きな会社に勤めていると、自分の携わった仕事がどのように社会で(お客様に)利用されているかが実感しにくい面がありますから。

 

前著は、伊藤さん自らのナリワイについて紹介する本でしたが、この本は小商いを実践する人々の実例が14ほど載っています。

伊藤さん曰く、この本を読んでもらいたいのは、

・会社員だけど土日に自分の興味・技能を活かして仕事をつくりたい方

・フリーランスだけで受託が中心なので、自前のサービスをつくりたい方

・ボランティア的な活動や文化芸術活動を助成金などに頼らず、
 継続させる方法を考えたい方

もちろん、視野を広げたい、多様性を知りたい方にも良い。

とのことです。

 

それから、大切なこととして。

この本はいわゆる、小商いを行うためのマニュアルではありません。

この本は、様々な方の実例(成功例だけでなく、うまくいかなかった点もあります)の紹介を通して、小商いに対する考え方、心構えのようなものを身に付けるための第一歩とも言えるものだと思います。

 

この本では、小商いの内容を次の5つにグループ分けして紹介されています。

1.自分が欲しい、使いたいと思えるモノ、サービスをお裾分けするもの

2.独自性を持った、お客様参加型のモノづくり

3.遊び心を持つ=楽しいことを商いにする

4.古いモノに現代的な価値を見出した

5.地域に密着した小商いを行う

といった感じです。

一応、章分けされていますが、互いにかなりダブった部分もあり、それぞれが興味深く感じます。

 

さて、14の事例から、1つ、2つご紹介しようとも思ったのですが・・・

ちょっとどれをご紹介していいか判断できなかったので、今回はご紹介しないこととします。すみません。

 

この小商いで大切なのは、おカネが儲かる事業を始める、というのではなく、自分がハマっているもの、関心を持っているものに「一工夫」加えて、お客様に、より喜んでもらえるモノ・サービスにすることではないかと思います。

その際、設備を極力かけず、もちろん人件費もかけず、自分のスケール観に合った形で商いを行うことが大切なのです。

もっともっとその輪が広がっていくと良いですね!

 

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