数多くの方法の中から、自分に合った【行動習慣】を探すことができる! -幸せがずっと続く12の行動習慣-

 

この本「幸せがずっと続く12の行動習慣」は、ロシア生まれで、現在(=本書の執筆時点)、アメリカ:カリフォルニア大学リバーサイド校で心理学教授をされている、ソニア・リュボミアスキー氏によって書かれました。

 

 

現在、ポジティブ心理学がちょっとしたブームになっており、多くの本が出版されている中、この本の特徴は、次の点にあります。

 

1.幾多の行動習慣から、自分に合った方法を選択できる

 

12もの行動習慣が列挙され、その各々に4つくらいの具体的な方法が書かれているわけですから、とても全部は実行できない程、多くの方法が書かれています。

けれども。

それで良いのです。

人それぞれニーズや関心、価値観、性向が異なっているのだから、人によって力を注ぐ方法は異なるだろうし、効果が現れそうな方法は違います。

様々な方法を試すこと、自分に合ったものならば複数試してみることを前提に、これだけ多くの方法が書かれているのです。

しかも、各々の行動を紹介する前に、幸福行動診断テストが準備されており、これを受けることにより、12の行動習慣のうち、まずどれを選べばよいのかをナビゲートしてくれるような構成になっているのです。

 

12の行動習慣の中には、興味深いものが、結構ありました。

例えば、「人を許す」方法では

・自分が許された時のことを感謝するトレーニングをする
 →許すことの恩恵を理解する

・自分自身が許しを得ようと努力する、謝罪文を書いてみる
 →加害者の気持ちになってみる

・人を許している状況を想像したり、許しを与える手紙を書いてみる

などの方法がありました。

最後の「人を許している状況を想像すること」は、「苦しみや怒り、憎悪の感情を解放し、寛大で慈愛に満ちた考え方をする」ということですが、かなり難しいことです。

著者は、このトレーニングの際、許しを与えることに伴う苦痛が少ない別の相手を選ぶとか、許すことを実践してきた著名人(ガンジーなど)に関する本を読むことなどを勧められています。

謝罪文等は、実際に相手に渡さなくても良いようですが・・・ このトレーニングは、加害者の立場を想像したり、自身を相対化・客観視することが主旨の、難しいけれど有効なトレーニングだと思いました。このような視点のトレーニングは、ポジティブ心理学の本でははじめてお目にかかったような気がします。

 

2.行動を継続(習慣化)していくためのヒントがある

 

タイトルに「行動習慣」とあるように、行動が習慣となるまで繰り返す、すなわち「私たちの日々の意図的な行動を変えていくこと」を重視しています。

この本の最後に、行動を習慣化していくための良いヒントが幾つか与えられているのです。

私が読んでみて、なるほどと感じたのは、「行動に変化をつける」ということです。

自分に合ったものを複数ピックアップする、または1つのものに変化をつけることで、「飽き」であるとか、「慣れ」に対応することができ、結果、継続できて効果も現れやすいということです。

物事が続かない原因の1つに、「最初から無理しすぎて3日坊主に終わる」ということがありますが、加えて、「最初のハードルを越えた後、数ヶ月で止めてしまう」ということを私自身、よく経験しました。

その際、すでに何ヶ月か継続していて、そのことが自分の中で刺激の少ないものになってしまっており、何か用事があってそれを1~2日休むと、それをきっかけに完全に止めてしまっていたように思います。

予め、複数のメニューを準備し、飽きたり一時停止した後も、手を替え品を替え、強度やペースを変えて少しでも再開していくことで、結果、継続できるように思います。

 

3.瞑想の有用性について語られている

 

こちらは、特徴というより、個人的に興味深かったことでもあります。

「身体を大切にする」という章の中で、「瞑想をする」ことの有用性について言及されていました。

瞑想によって生理的安静状態が得られ、気付きや覚醒が高い状態になることが確認されており、健康にも良い影響を与えていることが、長年の経験により実証されているのです。

私自身も瞑想を行いますし、ヘミシンクにおいても瞑想的な状態となります。実際、ヘミシンクを聴くことで体調が良くなることもしばしばありましたので、ヘミシンク含め、瞑想の効果がもっと一般に知られて、普及していくと良いな、と思います。

 

実はまだ、本書の中には興味深い行動の方法や、素晴らしい文章もあるのですが、まあこれくらいにしておきます。

この本で書かれている12の行動習慣の項目の分け方(切り口)自体は少々不明瞭だと思われるかもしれませんが、それはともかく、

ここに書かれている内容は、いずれも科学的リサーチに基づいた、行動を習慣化するための有効な方法であり、手に取ってすぐ何かを始めてみるために良い実践書ではないかと思いました。

 

 

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