広島県から青春18きっぷで行く! 「安土」を訪ねて織田信長の威光を体感する!

 

山陽本線は、普通列車のダイヤが充実しています。このため、青春18きっぷを利用するのに最適の路線と言えます。

今回は、青春18きっぷを利用して、滋賀県「安土」を訪ねてみました。

例えば、広島県福山市からは、

・JR山陽本線: 福山5:50 → 網干(兵庫県)8:22
・JR山陽本線: 網干8:29 → 野洲(滋賀県)10:43
・JR琵琶湖線: 野洲10:44 → 安土10:56

というように、わずか2回の乗り換えで、約320キロの距離を普通列車で移動できるのです!

便利なだけあって、特に姫路―京都間は混み合いますが、それでもコストパフォーマンス、時間の融通性が抜群ですね。

 

さて、「安土」についてご紹介します。

安土と言えば、織田信長が最後の居城として「安土城」を建築した町として有名です。

安土城は、1579年完成後、わずか3年後に、本能寺の変のゴタゴタで焼失してしまいます。現在は、もう安土城を見ることはできませんが、設計図を元に復元された原寸大(天主部分のみです)レプリカがあるのです。

レプリカかも知れませんが、この安土城をぜひ、観てみたいと思っていました。

 

では、安土城のどこに魅かれたのか?

 

絢爛豪華な金箔の装飾に魅かれたのではなく、日本の宗教・思想を統一した「天道思想」を体現したと言われる天主(天守)に強い興味を持ったからです。

天主部分は、5階部分に仏教思想を体現した8角形の建造物、6階部分に儒教、道教を体現した4角形の建造物から成り立っており、極めて独創的なものです。

この、独特な造形、内部に掲げられた障壁画を、ぜひとも観てみたい、と思ったのです。

ちなみに安土城は、当時、このような大きな木造建造物を造ったこと、大型の天主(天守)を設けたこと自体が歴史上初めてだったようです。

そのスケールの大きさは他の追随を許さぬ、壮大なものだと思います。

 

さて、JR安土駅の写真です。一部工事中でした。

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安土駅に着いたら、まずは駅に隣接している「安土城郭資料館」を訪れると良いと思います。

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内部の撮影もOKということでしたので、撮影しました。また、見た限りインターネット掲載の禁止もありませんでしたので、ごく一部のみ写真掲載させて頂きます。

館内では安土城の内部模型や、天守内部の絵画などが展示されています。

下の写真は、安土城内部の模型ですが、3階部分までが吹き抜けとなっていたり、5,6階の天守部分が独特の形状であることが分かりますね。

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こちらでしっかりと情報をインプットした後、「安土城天主信長の館」に行ってみます。

信長の館までは、結構な距離があります。見渡す限りの直線的な道を20分くらい歩くと、「文学の郷」という施設の建物が見えてきます。

この、一連の建物の一角に、「安土城天主信長の館」があります。

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信長の館内には、1992年開催のセビリア万国博覧会で出展された安土城最上部5・6階部分(もちろん、レプリカ)が展示されています。

原寸大ということで迫力満点ですよ。

館内撮影はできるのですが、インターネット上で公開はできませんので、近くにあった案内看板の写真を掲載しましょう。このような絢爛豪華な天主部分が、館内いっぱいに展示されているのです。近くに寄って観ることができますよ。

天主内にある壁画、絵画も解説付きで展示されており、見ごたえ満点でした。

解説ビデオ上映も参考になりました。

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そして、ここからさらに1キロくらい離れた場所に、安土城址があります。

田圃の中の道を歩き、JR琵琶湖線を横切ると、安土城址に着きます。

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その後、復旧されることが無かった安土城は、今はもう普通の山となっています。

休憩所、受付のような場所があり、その向こうには「大手道(石段)」が見えていますね。

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何と、それまで歩き続けていた私は、上まで登るパワーが余っていませんでした・・・暑くて時間もあまりありませんでしたし・・・

なので、私が行ったのは、ここまでです。

駅前には、レンタル・サイクルのお店がありますので、自転車で回ってみるのも良いかもしれませんね。

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最後に、青春18きっぷ利用記録です。

 

行き:福山→安土

・JR山陽本線: 福山5:50 → 網干(兵庫県)8:22

・JR山陽本線: 網干8:29 → 野洲(滋賀県)10:43

・JR琵琶湖線: 野洲10:44 → 安土10:56

 

帰り:安土→福山

・JR琵琶湖線: 安土15:21 → 山科16:01

・JR山陽本線: 山科16:07 → 姫路17:49

・JR山陽本線: 姫路18:06 → 福山20:31

※18:06姫路発、三原行きの便は混みますので、もう少し早めに姫路に行った方が良いかもしれません。

 

通常期の料金:11,240円

青春18きっぷ1回分:2,370円

差し引き:8,870円のお得でした!

 

青春18きっぷ料金は11,850円ですから、1回の使用で、ほぼ、青春18きっぷ代の回収ができた計算になります!

 

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