実用性の高い「認知行動療法」から代表的な2つの技法をご紹介します! -心理学を体系的に学びましょう!-

 

今回は、認知行動療法について書かせて頂きます。

 

実はこの認知行動療法ですが、1つの統一された療法という訳ではなく、「行動療法(第一世代)」「認知療法(第二世代)」という2つの系統があります。また、近年は「マインドフルネス認知療法」など第三世代も現れている状況で、多種多様という言葉がピッタリの状況です。

また、徹底した実用主義(効果があるものを取り入れていくこと)を取っており、その実証効果の高さから臨床現場に広く取り入れられています。

今回は、多岐にわたる認知行動療法の技法から代表的な技法を2つ紹介させて頂きます。

 

1つ目は、シェイピング法です

 

あることを克服するために、簡単なことから難しいものへと段階的に進めることで目標に達していこう、という技法です。要するに「小さな成功体験を積み重ねていこう」ということであり、これにより徐々に自己効力感(自信)を育てていく、ということです。

例えば、対人不安がある場合、まずは家族に話しかけてみる、次に、いとこに話しかけてみる、幼馴染に話しかけてみる、(それほど親しくはない)知人に話しかけてみる、店員に話しかけてみる、会合に出かけて他人に話しかけてみる、というように段階を踏むわけです。

 

2つ目は、セルフ・モニタリングです

 

自分の行動を自分でモニタリング(監視・観察)し、観察結果を記録表にしっかりと記録することです。

今回は、セルフ・モニタリングの中でも、禁煙やダイエットの例を挙げます。毎日の喫煙本数や体重、できれば体調や気分まで、都度記録することで、立ち止まって自身を振り返ることができ、望ましい結果に導かれやすくなるのです。

我々の日常生活においても、禁煙、ダイエットのみならず、スポーツの上達度、学習成果などの記録を付けて目標を達成した、というご経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「書く」という行為自体が、獏とした頭の中を整理する効果があります。

 

いかがでしょうか?

これらは、心理療法的に効果が認められた有用な方法なのです。案外、これに似たようなことを我々の日常でもやっていますよね。

※もちろん、「療法」として上記技法を使用する場合は、詳細な手順・ノウハウがあり、セラピストと共に実施した方が良いです。念のため。

上記以外にも、例えば、リラクゼーション法、呼吸法、弛緩法など意外なものを含め、実に多様な技法があります。全てを把握・体得することはほとんど不可能で、自身が出会った効果的な技法から順に取り入れていけば良いと言われています。

 

瞑想好きな私は、マインドフルネスやACTなどの第三世代に一番興味があるのは確かですが・・・ 第一、第二世代についても、興味深く思います。深層心理学と並行して、さらに学んでみたいと思っています。

 

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