日本にも魅力的なオンラインスクール「MOOC」がありますよ! -ルポMOOC革命-

 

前回、コーセラ、ユダシティー、エディックスなど、アメリカ発のMOOC機関についてご紹介しました。

これら機関で提供される講座での使用言語は、大半が英語です。英語力向上がてら、英語をツールとして学べば、専門知識と英語力が同時に付くので素晴らしいと思いますが、やはり敷居は高めです。

実はそのような背景から、日本語を使用した数々のプラットフォームが立ち上がっているのです。ルポ MOOC革命からご紹介します。

 

 

1つ目は、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)です。

2014年4月より順次配信されており、日本の大学などが日本語でプログラムを提供、配信しています。海外の大学と比べ日本の大学は様々な点でオープン化が遅れており、このJMOOCも参加大学、講座数、受講者数が思うように伸びなければ中止されることもある、ということなので、今後の動向を見守る必要はありますが、ぜひ頑張ってほしいですね!

 

2つ目は、マナビー(manavee)です。

高校生向け学習サイトですね。こちらは当時、現役の大学生だった花房さんが、ご自身でプラットフォームを立ち上げられました。そして素晴らしいのは、「講師は、現役の大学生たちがボランティア的(自主的)に務める」という点です。そうすることで、講師料などの費用が抑えられ、持続しやすい形式になっています。

※現在の経費としては、全国の大学を巡回し授業収録のコツなどを伝え歩くための交通費など、月数十万円かかっているそうです。寄付や、ご自身がSEで働くことなどで補填されているそうです。

面白いのは、視聴者からの先生ランキングがあることです。ランキングを見ることで自身に合った講義を見つけやすいのかな、と思います。ランキングには「予習にオススメ」「復習にオススメ」「聞き取りやすい」などもあれば、「恋人にしたい」「方言に良さがある」など、思わず笑ってしまったものもあります。

このサイト(ホームページ、プラットフォーム)を立ち上げた花房さんご自身は、幸いにして恵まれた環境にあり大学進学を果たしましたが、境遇によっては思うように進学できない人もいる、そのような人びとに対してこのサイトを作った、と言われます。死ぬときに「何とか社会に役だったかな、と思えればよい」ともおっしゃっていますが、このマナビーに専従される様子は、まさに言行一致ですね。このような高い志を持った方が現れたこと、心強いですね。

 

この他にも、小中学生向け学習サイト「さかぽん先生」「イーボード」社会人向けの「スクー(schoo)」など興味深いサイトがあります。

私もこれらサイトはしばしば拝見しています。オススメの講義については、またいつかご紹介したいと思います。

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