最近の図書館って進化していますね! -つながりの場を創る! 伊万里市民図書館、鎌倉市図書館-

 

本日も、進化する図書館について書かせて頂きます。

今回は、「つながる場」としての図書館です。

 

一つ目は、伊万里市民図書館です。

この図書館では「伊万里をつくり、市民とともにそだつ、市民の図書館」

という目標を掲げられているように、行政と市民が協調しながら構想を練り、

1995年につくられました(現在の建物のことです)。

 

このような経緯もあるからか、市民に愛されており、

設立20周年イベントを盛大に開催したり、10を超える図書館ボランティアが

いらっしゃるということなのだから、凄いですね。

 

印象に残った「つながる場」に関するエピソードを紹介します。

伊万里図書館には囲碁・将棋のできる「くつろぎの場」が設けられているそうです。

高齢者の方が中心として活用されていたのですが、

ある時、受験で悩む学生さんが図書館に通ううち、

ふと、この場に加わられたようです。

 

最初はちょっとした気分転換だったのでしょう。

が、高齢者の方と話すようになるにつれ、人生相談までするようになり、

行き詰まり感が解消されていったのでしょうね。

残念ながら受験結果についてはよくわからないのですが、

話すことで気持ちが晴れ、視野が広がったことと思います。

 

この話については、

後でもう一度取り上げますので、取り敢えずはここまで、とします。

 

もう一つの話題は、鎌倉市図書館です。

こちらは、図書館自体の機能というよりは、ツイートが話題となりました。

最近よく言われていますが、学校生活にストレスを抱える学生さんにとって、

新学期が始まる9月1日の直前は、かなり危険な時期です。

そのような時、鎌倉市図書館がしたツイートがかなり話題となったようです。

 

それは。

もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、

学校を休んで図書館へいらっしゃい。 ・・・中略・・・

一日いても誰も何も言わないよ。

9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、

逃げ場所に図書館も思い出してね。

いかがでしょう?

ちょっと聞くと、「学校を休んでよい」と受け取られかねない記述であり、

問題視されそうになった、というお話もあるようです。

が、書かれている意図をくみ取れば、そんなことは無いことは明白ですよね。

素晴らしい言葉だと思います。

 

今までに私は、

「つながる場、居場所」についての記事を書かせて頂いてきました。

第一の場が「家庭」、第二の場が「職場や学校」で、

第三の場として「図書館」も一つの選択肢だと思います。

第一の場、第二の場におけるつながりが薄れてきている現在、

第三の場を持つこと、もう一人の自分を持つこと、は大切だと思います。

 

図書館好きとして、もっともっと図書館の活動が活性化していってほしいですね。

 

なお、本記事は、図書館のホームページは勿論、

次の本も参考にさせて頂きました。

 

 

 

 

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