社会のなかで【つながる】こと、【居場所】をつくることの大切さを語る。 書籍紹介とまとめ 【2015年10月版】

現代に生きる我々は、

核家族化、雇用の不安定化、貧困等の中で、

「つながり」が失われつつあり、

社会のなかで「居場所」を失いつつあるように思えます。

つながりや居場所を失うことが、

生活、社会、精神における不安定化の要因の一つではないでしょうか。

 

ここでは、「社会における居場所」に関する書籍についてご紹介します。

 

 

【「カタリバ」という授業】

 

 

カタリバとは

「ナナメの関係」=「高校生が大学生たち」と熱く語り合うことで

高校生たちの価値観を広げ、心に火を灯す、

そのような仕掛け(=場)のことです。

 

著者である今村氏は、ご自身の経験も踏まえながら

この「カタリバ」を全国に広げる活動をされています。

関連する記事はこちらです。

 

 

【居場所の社会学】

 

 

サブタイトルに「生きづらさを超えて」とあります。

これは、著者である阿部真大氏のご経験も踏まえたものです。

「職場内で居場所をつくる」「社会的に居場所をつくる」

方法などを描かれています。

1箇所でうまくいかなくても別の場所で承認されること、

そのために複数の居場所をつくること、

が大切なのだろうと思います。

関連する記事はこちらです。

 

 

【生きるためにつながる】

 

 

日経新聞社の編集委員兼論説委員である石鍋氏

その豊富な情報量を生かして、

コワーキングスペース、まちライブラリー、古民家ゲストハウスなど

「つながること」をテーマとした興味深い活動について紹介されています。

関連する記事はこちらです。

 

 

【生きのびろ!】

 

 

雨宮処凛氏の「生きさせろ!」が、

プレカリアート、正社員の人などを取り巻く状況に焦点を当て、

現在の過酷な状況をえぐり出していたことに対し、

この本「生きのびろ!」は、

生きづらい社会でたくましく生きる8人の方について

描かれています。

 

この本のテーマは「個人の生き方」という捉え方で

いいのかもしれませんが、

生きていくうえで「人と人がつながっている」という点も

見逃せないので、「居場所」という括りで紹介しました。

関連する記事はこちらです。

 

「居場所」というテーマでは、

もっともっと沢山の本が出版されていますし、

「反貧困」「フルサトをつくる」など、

別掲で書かせて頂いた記事でも

「居場所」が大切なものとして捉えられています。

 

ここでは4冊を紹介させて頂きました。

 

次回は別テーマとなります。

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